アークランドサービスホールディングスの株式交換による上場廃止と株主優待、株主の今後について(2023年8月30日廃止)
2023年4月14日、東証プライム上場のアークランズ(9842)は、カツ丼「かつや」でおなじみのアークランドサービスホールディングス(3085)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
・アークランドサービスホールディングスは2023年8月30日上場廃止
・アークランズ「1」、アークランドサービスホールディングス「1.87」
・2023年6月優待が最後(予定)
アークランドサービスホールディングスは2023年8月30日(水)に上場廃止になります。最終売買日は8月29日(火)です。
重要な株式交換比率はアークランズ「1」に対して、アークランドサービスホールディングス「1.87」です。上場廃止後、アークランドサービスホールディングス1株はアークランズ1.87株に換わります。
例えば、アークランドサービスホールディングスを100株保有する株主はアークランズ187株になります。アークランズは100株単位で取引するので、87株が単元未満株です。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。
(2023年8月29日まで)アークランドサービスホールディングス100株
(2023年8月30日から)アークランズ187株
上の100株の株主は、このように換わります。
アークランドサービスホールディングスの株価について
両社の株価は「1」と「1.87」に近づくように動きます。サヤ寄せです。
4月14日時点でアークランズ1,632円、アークランドサービスホールディングス2,256円です。仮にアークランズの株価が1,632円で動かないとすると、
1,632円×1.87=3,051.84
となり、アークランドサービスホールディングスは約796円割安です。ただし、アークランズの株価も動くので
・アークランズ2,000円、アークランドサービスホールディングス3,740円
・アークランズ1,000円、アークランドサービスホールディングス1,870円
となる可能性もあります。
親会社であるアークランズの株価が上がれば、子会社のアークランドサービスホールディングスの株価も上がる。逆に親会社が下がれば子会社も下がる。この傾向が上場廃止まで続きます。
アークランドサービスホールディングスの株主優待について
食事券
(1)対象となる株主・・・毎年6月末、12月末現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
・100株以上・・・食事券1,100円分
・200株以上・・・食事券2,200円分
・1,000株以上・・・食事券11,000円分
アークランドサービスホールディングスの株主優待は、指定店舗で使える食事券です。毎年6月末と12月末の株主は年2回、優待がもらえます。
優待廃止の発表がないので、次回の2023年6月優待が最後と思われます。権利付き最終日は2023年6月28日です。