ハイアス・アンド・カンパニーの株式交換による上場廃止と株主の今後について(2024年1月30日廃止)
ハイアス・アンド・カンパニーが上場廃止になる理由について
2023年11月14日、東証グロースのくふうカンパニー(4376)は、ハイアス・アンド・カンパニー(6192)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
・ハイアス・アンド・カンパニーは2024年1月30日上場廃止
・くふうカンパニー「1」、ハイアス・アンド・カンパニー「0.31」
ハイアス・アンド・カンパニーは2024年1月30日(火)に上場廃止になります。最終売買日は1月29日(月)です。
重要な株式交換比率は、くふうカンパニー「1」に対してハイアス・アンド・カンパニー「0.31」です。上場廃止後、ハイアス・アンド・カンパニー1株は、くふうカンパニー0.31株に換わります。
例えば、ハイアス・アンド・カンパニーを100株保有する株主は、くふうカンパニー31株になります。くふうカンパニーは100株単位で取引するので、31株だと単元未満株です。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券、auカブコム証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。
(2024年1月29日まで)ハイアス・アンド・カンパニー100株
(2024年1月30日から)くふうカンパニー31株
上の100株の株主は、このように換わります。
ハイアス・アンド・カンパニーの今後の株価について
両社の株価は、「1」と「0.31」に近づくように動きます。サヤ寄せです。
11月14日時点で、くふうカンパニー317円、ハイアス・アンド・カンパニー86円です。仮に、くふうカンパニーの株価が317円で動かないとすると、
317円×0.31=98.27
となり、ハイアス・アンド・カンパニーは約13円割安です。ただし、くふうカンパニーの株価も動くので
・くふうカンパニー400円、ハイアス・アンド・カンパニー124円
・くふうカンパニー200円、ハイアス・アンド・カンパニー62円
となる可能性もあります。
親会社である「くふうカンパニー」の株価が上がれば、子会社の「ハイアス・アンド・カンパニー」の株価も上がる。逆に親会社が下がれば子会社も下がる。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。