インターワークスの吸収合併による上場廃止と配当金、株主の今後について(2023年7月28日廃止)
インターワークスが上場廃止になる理由と株主の今後について
2023年5月12日、東証グロース上場のコンフィデンス(7374)と東証スタンダード上場のインターワークス(6032)は吸収合併による経営統合を発表しました。
インターワークスがコンフィデンスに吸収されて、会社がなくなるため、インターワークスは上場廃止になります。
・インターワークスは2023年7月28日上場廃止
・コンフィデンス「1」、インターワークス「0.205」
・インターワークスの2024年3月期の配当金は記載なし(もらえない)
インターワークスは2023年7月28日(金)に上場廃止になる予定です。最終売買日は7月27日(木)です。
合併比率はコンフィデンス「1」に対して、インターワークス「0.205」です。インターワークスの株主は、インターワークス1株に対して、コンフィデンス0.205株が割り当てられます。
例えば、インターワークスを100株保有する株主はコンフィデンス20.5株になります。コンフィデンスは100株単位で取引するので、20株が単元未満株、0.5株が端株です。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。
ただし、端株は売却されて現金が戻ってきます。仮に売却時のコンフィデンスの株価が2,000円だとすると、
株価2,000円×0.5株=1,000円
となり、1,000円が戻ります。上のインターワークス100株の場合
(2023年7月まで)インターワークス100株
(2023年8月から)コンフィデンス20株+現金1,000円
このように換わります。
インターワークスの株価について
両社の株価は「1」と「0.205」に近づくように動きます。サヤ寄せです。5月12日時点で、コンフィデンス1,899円、インターワークス372円でした。仮にコンフィデンスの株価が1,899円で動かないとすると
1,899円×0.205=389.295円
となり、インターワークスは約18円割安です。しかし、コンフィデンスの株価も動くので、
・コンフィデンス2,000円、インターワークス410円
・コンフィデンス1,000円、インターワークス205円
となる可能性もあります。
サヤ寄せが終わると、コンフィデンスとインターワークスの株価が連動します。
親会社であるコンフィデンスの株価が上がればインターワークスの株価も上がる。コンフィデンスが下がればインターワークスも下がる。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。
インターワークスの配当金について
インターワークスは3月決算企業で期末一括配当の銘柄です。2024年3月期の配当金については、「記載なし」となりました。
配当金の権利がやってくる前に上場廃止になるので、おそらく、もらえないでしょう。
2023年3月期の期末配当(2023年3月)については、1株につき15円もらえます。例えば、100株の株主の場合
15円×100株=1,500円
1,500円(税込)となります。6月7日以降に届く予定です。