(追記あり)ブロッコリーのTOBによる上場廃止と配当金、株主優待、株主の今後について(2023年9月26日廃止)
(追記)ブロッコリーの上場廃止日決定
ブロッコリーの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2023年9月26日(火)、売買最終日は9月25日(月)です。
ブロッコリーの株主は、売買最終日までに売却しないと、1,500円で強制買い取りとなります。9月28日以降、「1,500円×株数」の投資資金が戻ってきます。
8月24日開催の臨時株主総会で承認されると実施されます。
—–追記ここまで——
2023年4月14日、東証プライム上場のハピネット(7552)はブロッコリー(2706)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOBの条件について
(1)TOB価格・・・1,500円
(2)TOB期間・・・2023年4月17日(月)から6月13日(火)まで
(3)決済の開始日・・・2023年6月20日(火)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限323万1500株
(5)証券会社・・・大和証券
(6)配当・・・無配
(7)優待・・・TOB成立を条件に廃止
TOB価格1,500円、TOB期間は2023年4月17日(月)から6月13日(火)までの39営業日です。手続きが順調に進むと、ブロッコリーは上場廃止になります。
これに伴い、2024年2月期の配当金については無配になります。また、株主優待についてはTOB成立を条件に廃止されます。
ブロッコリーの株主はTOBに参加して1株1,500円で買い取ってもらうか、もしくは株価が1,500円に近づいたら株式市場で売却できます。
ブロッコリーの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
4/14 | 1,026 | - |
4/17 | 1,326 | +300 |
4/18 | 1,500 | +174 |
4月14日終値1,026円。17日以降に株価が急騰し、TOB価格にサヤ寄せする予定です。
その後は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。4月18日にTOB価格付近に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格1,500円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的にはブロッコリー株を購入した証券会社から、大和証券に移管して(移動して)売却します。6月20日以降に投資資金が戻ってきます。
ブロッコリーの配当金について
ブロッコリーは2月決算企業です。2024年2月期の配当金については、TOBによる上場廃止を予定しているので無配になります。
前期は期末配当が実施されて、1株26円でした。
ブロッコリーの株主優待について
株主限定オリジナルグッズ
(1)対象となる株主・・・毎年2月末の株主名簿に記載された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・1点
・1,000株以上・・・2点
・2,000株以上(3年未満)・・・3点
・2,000株以上(3年以上)・・・4点
ブロッコリーの株主優待は株主限定オリジナルグッズです。毎年2月末の株主は年1回、優待がもらえました。
次回、2024年2月優待については、TOB成立を条件に廃止されます。2023年2月優待が最後です。
ただし、優待廃止はTOB成立が条件なので、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。
ブロッコリーの株主の今後について
ブロッコリー月足チャート
月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。黄色の線より下で買った方は含み益、上で買った方は含み損の状態です。仮にブロッコリーの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却
(3)優待投資家・・・優待廃止後に乗り換える
(4)含み損の投資家・・TOB価格引き上げに期待
(1)TOBに参加するには大和証券の口座が必要です。口座を持っている方は試してみてください。
(2)4月17日夜間取引から売却できます。SBI証券や楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。その他の方は18日の株式市場で売却できます。
(3)6月14日以降にTOBの結果がわかります。成立すると優待が廃止されるので、別の銘柄に乗り換えます。最短で6月優待に間に合います。権利付き最終日は6月28日です。
ただし、TOB期間が延長すると、スケジュールが後ズレします。その場合は7月優待や8月優待がターゲットです。
(4)ダメ元で期待したいです。