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澤田ホールディングスが廣済堂株を売却

南青山不動産による廣済堂へのTOB不成立の続きです。

7月1日、ジャスダックの澤田ホールディングス(8699)が、保有していた廣済堂(8698)株を相対取引で売却しました。

当社保有株式の譲渡による特別利益(投資有価証券売却益)計上に関するお知らせ

詳細は以下の通りです。

株式譲渡の概要

(1)譲渡対象株式:株式会社廣済堂普通株式
(2)譲渡株式数:3,088,500株
(3)譲渡金額:2,316百万円
(4)譲渡日:2019年7月31日
(5)譲渡方法:相対取引
(6)投資有価証券売却益:1,761百万円

今回の売却で受け取るお金は23億1600万円、保有していた株数は308万8500株です。いくらで売ったのか計算すると、

23億1600万円÷308万8500株≒750円

となり、1株750円で売却するようです。

これだけの数量を株式市場で売却すると、株価が値崩れを起こします。市場外で大口投資家の売買が行われました。

誰に売ったのかが気になるところです。

澤田ホールディングスは5%超の大株主です。いずれ、大量保有報告書で廣済堂株の買い手がわかるでしょう。

廣済堂日足チャート

7月2日終値695円。前日比47円高でした。

株主総会が終わり、新しい材料を待っていたところへ、興味深い情報が飛び込んできました。

今後も水面下で様々な駆け引きがありそうですね。

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