南青山不動産による廣済堂へのTOB不成立
南青山不動産による廣済堂へのTOB期間延長(5/8発表)の続きです。
5月23日8時30分、南青山不動産によるTOB(株式公開買付)の結果を発表しました。
結果は、こちらも「不成立」でした。
TOBの結果について
今回のTOBも、購入株数に下限が設定されています。910万0900株です。株主の応募がこの株数を満たない場合は、全ての買付が行われません。
これに対して、株主が応募した株数の合計は、42万7000株でした。下限に届かなかったので、買付は行われません。
廣済堂日足チャート
5月23日終値728円。株価は5月20日からTOB価格を下回るようになりました。
新規の投資家がTOBに参加できる権利付最終日が5月17日だったため、翌営業日の20日では買っても間に合いません。
TOB期間終了前に株価が下がり始めるのは、よく見られる傾向です。
応募した株主の今後について
TOBに応募した株主は、後日、保有株が戻ってきます。
次のイベントは6月の株主総会です。経営陣が刷新されるかどうか、その前に、もう一度MBOが発表されるのか、今後のスケジュールに注目です。