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ゴルフダイジェスト・オンラインのMBOによる上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(TOB価格430円)

2025年5月15日、東証プライム上場のゴルフダイジェスト・オンライン(3319)はMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を発表しました。

MBOによるゴルフダイジェスト・オンラインの上場廃止の理由

ゴルフダイジェスト・オンラインの経営陣等がゴルフダイジェスト・オンラインの残りの株式をすべて買い取って非公開化するため、同社は上場廃止になる予定です。

ゴルフダイジェスト・オンラインの株主は、TOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却することも可能です。

ゴルフダイジェスト・オンラインのTOBの条件とスケジュール

1. TOB価格:430円
2. TOB期間:2025年5月16日(金)から7月3日(木)まで(35営業日)
3. 決済の開始日:2025年7月10日(木)
4. 買付予定株式数:上限なし、下限3,599,800株
5. 買付代理人:野村證券
6. 配当:TOB成立を条件に無配となる予定
7. 優待:TOB成立を条件に廃止される予定

ゴルフダイジェスト・オンラインの株価の今後の見通し

5月15日の終値は330円でした。TOB発表後、株価はTOB価格に向かって上昇する動きが予想されます。その後、上場廃止まで横ばいが続くと考えられます。

ゴルフダイジェスト・オンラインのTOBに応募するメリット

ゴルフダイジェスト・オンラインのTOBに応募するメリットは、TOB価格430円で売却できることです。

具体的には、ゴルフダイジェスト・オンラインの株式を保有している証券会社から、野村證券へ移管し、売却の手続きを行う必要があります。

TOBに応募すると、2025年7月10日以降に買付代金が支払われる予定です。

ゴルフダイジェスト・オンラインのTOBによる配当への影響

ゴルフダイジェスト・オンラインの配当金

ゴルフダイジェスト・オンラインは12月決算の企業です。毎年6月末に中間配当、12月末に期末配当の権利確定日があります。

2025年12月期の中間配当および期末配当は、TOB成立を条件に無配となる予定です。ただし、TOBが不成立となった場合は配当が支払われる可能性もあります。

ゴルフダイジェスト・オンラインのTOBによる優待への影響

2025年6月優待および2025年12月優待は、TOB成立を条件に廃止される予定です。2024年12月末の優待が最後です。

ただし、TOBが不成立となった場合は優待が実施される可能性もあります。

ゴルフダイジェスト・オンラインのTOBと株主への影響

ゴルフダイジェスト・オンラインの月足チャート

ゴルフダイジェスト・オンラインは2024年12月期の赤字により債務超過になっていました。

株価も右肩下がりのため、多くの株主は含み損を抱えている状態です。ゴルフダイジェスト・オンラインの上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定します。

投資家が検討するポイント

(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:株式市場で売却することもできる
(3)優待目的の場合:TOB成立後に別の銘柄へ乗り換える

(1)TOBに応募するには野村證券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きをご確認ください。

(2)5月19日以降に株式市場で売却できます。

(3)7月4日以降にTOBの結果がわかります。成立すると優待が廃止されるため、優待廃止後に他の銘柄へ乗り換えます。最短で7月優待に間に合います。権利付き最終日は2025年7月29日(火)です。

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