GMO TECHとデザインワン・ジャパンの経営統合による上場廃止と株主への影響について(2025年9月29日廃止)
東証グロース上場のGMO TECH(ジーエムオー テック、証券コード:6026)とデザインワン・ジャパン(6048)は経営統合を発表しました。
GMO TECHとデザインワン・ジャパンの経営統合の主なポイントについて
・ 両社は2025年9月29日上場廃止
・ 新会社GMO TECHホールディングスが2025年10月1日に上場
・ 統合比率は、GMO TECH「1」:デザインワン・ジャパン「0.015」
GMO TECHとデザインワン・ジャパンの経営統合の詳細について
GMO TECHとデザインワン・ジャパンは2025年9月29日(月)に上場廃止となり、10月1日(水)から新会社「GMO TECHホールディングス」が上場します。最終売買日は9月26日(金)です。
重要な統合比率は、GMO TECH「1」に対して、デザインワン・ジャパン「0.015」です。上場廃止後に、GMO TECH1株は新会社1株、デザインワン・ジャパン1株は新会社0.015株に、それぞれ割り当てられます。
例えば、デザインワン・ジャパン100株は新会社1.5株となる計算です。新会社は100株単位で取引されるため、1株が単元未満株、0.5株が端株となります。
単元未満株の取り扱いについて
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、通常通り売買が可能です。単元未満株でも株数に応じて新会社の配当金を受け取れます。
また、新会社に対して、単元未満株の買取請求を行うことも可能です。
端株の取り扱いについて
デザインワン・ジャパンの株主は、上場廃止後に「端株(はかぶ)」が生じる場合があります。端株は一括で売却されて、株主に売却代金が支払われる予定です。
デザインワン・ジャパン100株の株主の変化について
・ 上場廃止前:デザインワン・ジャパン100株
・ 上場廃止後:新会社1株 + 現金4,000円(端株0.5株の売却代金)
仮に、売却時の新会社の株価が8,000円の場合、端株0.5株が売却されて、現金4,000円が返金されます。
GMO TECHとデザインワン・ジャパンの株価の今後の見通し
6月3日以降、両社の株価は統合比率に基づき近づくように動きます。この現象をサヤ寄せと言います。
6月2日時点で、GMO TECHの株価は7,910円、デザインワン・ジャパンは126円でした。仮にGMO TECHの株価が7,910円のままだとすると、
・ 7,910円 × 0.015=118.65円
となり、デザインワン・ジャパンは7.35円割高となります。ただし、GMO TECHの株価も変動するため、
・ GMO TECH10,000円、デザインワン・ジャパン150円
・ GMO TECH5,000円、デザインワン・ジャパン75円
となる可能性もあります。
統合比率に基づいた株価の調整が終わると、両社の株価は連動するようになります。GMO TECHの株価が上がれば、デザインワン・ジャパンの株価も上がります。
逆に、GMO TECHの株価が下がれば、デザインワン・ジャパンの株価も下がります。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。
経営統合のまとめ
両社の株主総会が2025年7月30日(水)に開催される予定です。関心がある方は株主総会に参加してみてはいかがでしょうか。