旧ど素人の株ブログ。初心者向け株式投資本を出版した管理人が、投資の苦手なネット株初心者でも取引できる株情報を提供中(当サイトは広告を含みます)。

千葉銀行と千葉興業銀行の経営統合による上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について

東証プライム上場の千葉銀行(8331)と千葉興業銀行(8337)は、2025年9月29日(月)に経営統合を正式に発表しました。

千葉銀行と千葉興業銀行の経営統合の概要とスケジュール

経営統合のスケジュール

・ 2025年9月29日:経営統合発表(基本合意)
・ 2026年3月:最終契約
・ 2026年12月:臨時株主総会
・ 2027年3月下旬:上場廃止
・ 2027年4月1日:新会社上場

2025年9月29日に経営統合に基本合意し、2026年3月の最終合意を目指します。両行は2027年3月下旬に上場廃止となり、4月1日から新会社が上場する予定です。

重要な統合比率は未定で、後日発表される予定です。仮に、千葉銀行が1、千葉興業銀行が0.1とすると、上場廃止後に千葉銀行1株は新会社1株、千葉興業銀行1株は新会社0.1株が、それぞれ割り当てられます。

例えば、千葉興業銀行の株を100株保有している場合、新会社の株を10株受け取ることになります。新会社は100株単位で取引されるため、10株が単元未満株となります。

新会社の名称や証券コードも未定です。

千葉銀行と千葉興業銀行の株価について

2025年9月29日の終値は、千葉銀行が1,569.5円、千葉興業銀行が1,693円でした。両行の統合比率が未定のため、投資家による思惑的な取引が続く見込みです。その結果、株価も乱高下しやすくなります。

千葉銀行の配当について

・ 2026年3月期(中間配当):1株あたり24円
・ 2026年3月期(期末配当):1株あたり24円
・ 2027年3月期(中間配当):未定
・ 2027年3月期(期末配当):未定

千葉銀行は3月決算の企業です。毎年9月末が中間配当、3月末が期末配当の権利確定日です。

2026年3月期の中間配当と期末配当は、それぞれ1株あたり24円を予定しています。2027年3月期は未定で、2028年3月期から新会社の配当となります。

千葉興業銀行の配当について

・ 2026年3月期の期末配当:1株あたり10円
・ 2027年3月期の期末配当:未定

千葉興業銀行は3月決算の企業で、期末に配当を一括で支払います。毎年3月末が期末配当の権利確定日です。

2026年3月期の期末配当は1株あたり10円予定しています。2027年3月期は未定で、2028年3月期から新会社の配当となります。

千葉銀行の株主優待について

(1)対象となる株主:毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、1,000株以上を1年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 1,000株以上(1年以上):千葉県特産品3,000円相当または他県特産品3,000円相当
・ 10,000株以上(1年以上):千葉県特産品6,000円相当または他県特産品6,000円相当

千葉銀行の株主優待はカタログギフトです。毎年3月末の株主は年1回、優待を受け取れます。カタログギフトは3種類のコースがあり、千葉県の特産品または他県の特産品の中から希望の商品を選択します。

2026年3月末および2027年3月末に権利が確定する優待は現行の制度が適用されます。2028年3月以降は千葉銀行の上場廃止によって優待も廃止されます。ただし、新会社の優待が新設される可能性があります。

千葉興業銀行の株主優待について

(1)対象となる株主:毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上を保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 100株以上:24時間電話健康相談サービスおよびスーパー定期1年もの0.3%金利上乗せ

千葉興業銀行の株主優待は健康相談サービスと金利の上乗せです。毎年3月末の株主は年1回、優待が受け取れます。

2026年3月末および2027年3月末に権利が確定する優待は現行の制度が適用されます。2028年3月以降は千葉興業銀行の上場廃止によって優待も廃止されます。ただし、新会社の優待が新設される可能性があります。

経営統合のまとめ

両行の株主総会は2026年12月に開催される予定です。詳細な日時は後日発表されます。関心がある方は株主総会に参加してみてはいかがでしょうか。

関連記事

アーカイブ