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前澤工業と前澤化成工業の経営統合による上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(2026年5月28日廃止)

東証スタンダード上場の前澤工業(6489)と東証プライム上場の前澤化成工業(7925)は、2025年12月16日(火)に経営統合を発表しました。

前澤工業と前澤化成工業の経営統合の概要とスケジュール

新会社「前澤ホールディングス」:経営統合のスケジュール

・ 2025年12月16日:経営統合発表
・ 2026年3月31日(火):臨時株主総会(両社)
・ 2026年5月27日(水):最終売買日
・ 2026年5月28日(木):上場廃止
・ 2026年6月1日(月):新会社上場

両社は2026年5月28日(木)に上場廃止となり、2026年6月1日(月)から新会社「前澤ホールディングス」が上場する予定です。新会社は3月決算となります。この上場廃止に伴い、両社の株主には以下の割当比率に基づき、新会社の株式が交付されます。

・ 前澤工業株 1株に対し、新会社1株
・ 前澤化成工業株 1株に対し、新会社1.11株

(例:前澤化成工業株100株保有の場合、新会社111株を受け取ります。新会社の単元株が100株のため、11株は単元株に満たない単元未満株となります。)

単元未満株の取り扱いについて

単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などの単元未満株取引サービスを利用すれば、売買が可能です。単元未満株でも株数に応じて新会社の配当を受け取れます。

また、新会社に対して、保有する単元未満株の買取請求を行うことも可能です。

前澤工業と前澤化成工業の株価について

統合発表の翌営業日(12月17日)以降、両社の株価は統合比率に沿った価格に近づく現象(サヤ寄せ)が起こります。

12月16日時点で、前澤工業の株価は2,024円、前澤化成工業は2,110円でした。仮にこの終値を基準とすると、統合比率に基づいた理論価格で見た場合、前澤化成工業は136.64円割安です。

ただし、両社の株価も変動するため、両社の株価が統合比率に沿って上下しながら、お互いに近づいていくでしょう。

サヤ寄せが完了すると、両社の株価は統合比率に沿って推移するようになります。片方の株価が変動すれば、もう一方の株価も同様に変動する傾向が上場廃止まで続く見込みです。

前澤工業の配当について

前澤工業は5月決算の企業です。毎年11月末が中間配当、5月末が期末配当の権利確定日です。

2026年5月期の配当

・ 中間配当:1株あたり24円
・ 期末配当:1株あたり24円(権利付き最終日:2026年5月27日)

2026年5月期の期末配当は、1株あたり24円を予定しています。新会社設立後、最初に配当が予定されるのは2027年3月期です。

前澤化成工業の配当について

前澤化成工業3月決算の企業です。毎年9月末が中間配当、3月末が期末配当の権利確定日です。

2026年3月期の配当

・ 中間配当:1株あたり35円
・ 期末配当:1株あたり35円(権利付き最終日:2026年3月27日)

2026年3月期の期末配当は、1株あたり35円を予定しています。2027年3月期は新会社の配当を受け取ります。

前澤化成工業の株主優待について

2025年12月優待(権利付き最終日:2025年12月26日)

(1)対象となる株主:2025年12月末の株主名簿に記載または記録された、300株以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 300株以上:3,000ポイント
・ 500株以上:6,000ポイント
・ 800株以上:8,000ポイント
・ 1,000株以上:15,000ポイント
・ 2,000株以上:20,000ポイント
・ 10,000株以上:30,000ポイント
・ 100,000株以上:50,000ポイント

前澤化成工業の株主優待はプレミアム優待倶楽部のポイントです。受け取ったポイントは様々な商品と交換できます。2025年12月分は実施される予定ですが、2026年5月28日に上場廃止となるため、この優待が最後となる見込みです。

経営統合のまとめ

両社の経営統合は、2026年3月31日開催予定の臨時株主総会で承認された場合に実施されます。株主の方は、総会での意思決定に参加するため、送付される総会資料をご確認ください。

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