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(追記あり)日鉄物産のTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(2023年6月21日廃止)

2022.12.21

(追記)日鉄物産の上場廃止日決定

日鉄物産の上場廃止までのスケジュールが決定しました。

上場廃止日は2023年6月21日(水)、売買最終日は6月20日(火)です。

日鉄物産の株主は、売買最終日までに売却しないと、9,300円で強制買い取りとなります。6月23日以降、「9,300円×株数」の投資資金が戻ってきます。

6月2日開催の臨時株主総会で承認されると実施されます。

—–追記ここまで——

2023年3月10日、東証プライム上場の日本製鉄(5401)は、日鉄物産(9810)に対するTOB(株式公開買い付け)の詳細を発表しました。

TOBの条件について

(1)TOB価格・・・9,300円
(2)TOB期間・・・2023年3月13日(月)から4月10日(月)まで
(3)決済の開始日・・・2023年4月14日(金)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限393万4771株
(5)証券会社・・・みずほ証券
(6)配当・・・無配

TOB価格9,300円、TOB期間は2023年3月13日(月)から4月10日(月)までの20営業日です。

手続きが順調に進むと、日鉄物産は上場廃止になります。これに伴い、2023年3月期の期末配当が無配になります。

日鉄物産の株主はTOBに参加して9,300円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは株式市場で売却できます。

日鉄物産の今後の株価について

2023年3月10日終値9,240円。すでにTOB価格にサヤ寄せしています。これからも上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

TOBに参加するメリットについて

メリットはTOB価格9,300円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。

具体的には、日鉄物産株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。2023年4月14日以降に投資資金が戻ってきます。

日鉄物産の配当金について

日鉄物産の配当金について

2023年3月期の期末配当については、TOB実施に伴い無配になります。前回予想は1株140円、前期実績は1株190円でした。

日鉄物産の株主の今後について

日鉄物産月足チャート

日鉄物産月足チャート

月足チャート5年分です。TOB価格が上場来高値を上回るため、株主は含み益の状態です。仮に日鉄物産の上場廃止が決定すると、株主の利益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み

(1)TOBに参加するには、みずほ証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。

(2)TOBの発表は2022年12月でした。おそらく、ほとんどの投資家が売却したと思われます。

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