Uniposの株式交換による上場廃止と株主への影響について(2025年7月30日廃止)
2025年5月22日、東証プライム上場のリンクアンドモチベーション(2170)は、グロース上場のUnipos(ユニポス、証券コード:6550)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
Uniposの株式交換による上場廃止と株主への影響
・ Uniposは2025年7月30日に上場廃止
・ Uniposの株式はリンクアンドモチベーションの株式に交換される
Uniposは2025年7月30日(水)に上場廃止となる予定です。最終売買日は7月29日(火)です。
重要な株式交換比率は、リンクアンドモチベーション1に対して、Unipos0.35です。Uniposの上場廃止後、Uniposの株式1株はリンクアンドモチベーション0.35株に交換されます。
例えば、Uniposを100株保有する株主は、リンクアンドモチベーション35株に交換されます。リンクアンドモチベーションは100株単位で取引されるため、交換後のリンクアンドモチベーション35株は単元未満株となります。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、通常通り売買が可能です。保有する株数に応じて、リンクアンドモチベーションの配当を受け取ることもできます。
例:Uniposの上場廃止後の保有株数について
・ 上場廃止まで:Unipos100株
・ 上場廃止後:リンクアンドモチベーション35株
上記のUniposの株式100株を保有する株主は、このように交換されます。
Uniposの株価の今後の見通し
5月23日以降、両社の株価は株式交換比率に基づき近づくように動きます。この現象をサヤ寄せと言います。
5月22日時点で、リンクアンドモチベーションの株価は548円、Uniposの株価は237円でした。仮にリンクアンドモチベーションの株価が548円のままだとすると、
・ 548円 × 0.35=191.8円
となり、Uniposは45.2円割高となります。ただし、リンクアンドモチベーションの株価も変動するため、
・ リンクアンドモチベーション1,000円、Unipos350円
・ リンクアンドモチベーション500円、Unipos175円
となる可能性もあります。
株式交換比率に基づいた株価の調整が進むと、両社の株価は連動するようになります。親会社であるリンクアンドモチベーションの株価が上がれば、子会社のUniposの株価も上がります。
逆に、親会社の株価が下がれば、子会社の株価も下がります。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。
Uniposの株式交換のまとめ
Uniposの定時株主総会が2025年6月27日(金)に開催される予定です。関心がある方は株主総会に参加してみてはいかがでしょうか。