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ギガプライズのTOBによる上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(TOB価格2,500円)

2025年1月31日、東証プライム上場のフリービット(3843)は、ギガプライズ(3830)に対してTOB(株式公開買付け)を行うと発表しました。

TOBによるギガプライズの上場廃止の理由とは

フリービットがギガプライズの残りの株をすべて買い取って非公開化するため、ギガプライズは上場廃止になる予定です。

ギガプライズの株主はTOBに応じて保有株を買い取ってもらうか、株式市場で売却することもできます。

ギガプライズのTOBの条件とスケジュール

1. TOB価格:2,500円
2. TOB期間:2025年2月3日(月)から3月18日(火)まで(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年3月26日(水)
4. 買付予定株数:上限なし、下限832,000株
5. 証券会社:大和証券
6. 配当:TOB成立を条件に無配となる
7. 優待:TOB成立を条件に廃止される

ギガプライズの株価の今後の見通し

1月31日終値は1,684円でした。TOB発表後、株価はTOB価格に向かって上昇する動きが予想されます。

その後、上場廃止まで横ばいになる可能性が高いです。

ギガプライズのTOBに参加するメリット

ギガプライズのTOBに参加するメリットは、TOB価格2,500円で売却できることです。

具体的には、ギガプライズの株を保有している証券会社から大和証券へ移管し、売却する手続きを行う必要があります。

TOBに応募すると、2025年3月26日以降に買付代金が支払われます。

ギガプライズのTOBが配当に与える影響

ギガプライズのTOBによる配当への影響

・ 2025年4月期の期末配当:無配

ギガプライズは4月決算の企業で、期末に一括配当を行う銘柄です。毎年4月末に期末配当の権利を得ることができます。

2025年4月期の期末配当はTOBが成立すれば無配となります。2024年6月14日時点の配当予想は1株当たり39円でした。ただし、TOBが成立しなければ、配当が支払われる可能性もあります。

ギガプライズのTOBが株主優待に与える影響

(1)対象となる予定:毎年4月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・ 100株以上:クオカード1,000円分(3年以上:1,500円分)
・ 200株以上:クオカード2,000円分(3年以上:2,500円分)
・ 500株以上:クオカード3,500円分(3年以上:6,000円分)
・ 1,000株以上:クオカード6,000円分(3年以上:8,500円分)

2025年4月期の株主優待はTOBが成立すれば廃止されます。ただし、TOBが成立しなければ、優待が実施される可能性もあります。

2024年4月末の権利確定分の優待が最後となり、2024年7月に「株主優待のご案内」を発送済みとなっています。

ギガプライズのTOBと株主の今後について

ギガプライズ月足チャート

TOB価格2,500円が直近の高値を上回るため、株主は保有株に含み益が発生している状態です。ギガプライズの上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定します。

投資家が検討するポイント

(1)含み益が発生している場合:TOBに参加して利益を確定する
(2)資金が早急に必要な場合:株式市場で売却する

(1)TOBに応じるには、大和証券の口座が必要です。口座がある方は確認してみてください。

(2)2月4日以降、株式市場で売却可能です。

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