テラの破産による上場廃止とマネーゲームについて(2022年8月23日廃止)
8月5日18時、東証スタンダード上場のテラ(2191)が倒産(破産)しました。
テラは2022年8月23日(火)に上場廃止になります。売買最終日は8月22日(月)です。
残りの営業日を確認する
8月23日に上場廃止になるため、残りの日数が限られています。
8月(10営業日)
8日(月)、9日(火)、10日(水)、12日(金)、15日(月)、16日(火)、17日(水)、18日(木)、19日(金)、22日(月)
10営業日のみです。破産の場合は、会社更生や民事再生に比べて残りの日数が少ないです。
テラの株主は8月22日までに必ず売り切りたいです。
取引が始まるタイミングを確認する
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
8/5 | 96 | 破産 |
8/8 | 66 | -30 |
8/9 | 1 | -65 (予定) |
8月5日終値96円。この価格帯の制限値幅は30円です。おそらく、8日は30円ストップ安の66円になり、9日から制限値幅が撤廃されるでしょう。1円まで下がる可能性があります。
ただし、倒産企業はマネーゲームの参加者が殺到するので、1円まで下がらずに、どこかで寄り付くと思います。
寄り付いた直後の値動きが重要です。寄り付いた株価が高すぎると右肩下がりになり、寄り付いた株価が安いとリバウンドも期待できます。
テラ日足チャート
テラ2022年8月9日5分足チャート
・始値15円、高値18円、安値12円、終値13円、出来高3527万8000株
日足チャートおよび5分足チャート(8月9日)です。前日比53円安(-80.30%)でした。
取引開始直後に売り注文が殺到し、3分おきに61円、56円、51円・・・と、5円ずつ値段が更新されます。9時30分に15円で寄り付き、31分に高値18円をつけた後、膠着状態が続きました。
10時38分に安値12円をつけ、終値も13円ですから、ほとんど動いていません。
過去の破産銘柄の始値を調べてみると、2020年のNutsは7円から始まり、2012年のサクラダは1円売り気配、2011年のセイクレストは4円から始まっています(1株単位で売買する銘柄除く)。
これらに比べると、テラは15円ですから、マネーゲーム参加者がフライングして高く買いすぎたようです。破産前の株主は高い値段で売って逃げることができました。