ルーデン・ホールディングスの上場廃止とマネーゲームについて(2023年12月30日廃止)
ルーデン・ホールディングスが上場廃止になる理由について
2023年11月29日取引終了後、東京証券取引所はグロース上場のルーデン・ホールディングス(1400)の上場廃止を決定しました。ルーデン・ホールディングスは内部管理体制に改善の見込みがないと判断したためです。
ルーデン・ホールディングスは2023年12月30日(土)に上場廃止になります。売買最終日は12月29日(金)です。
なお、ルーデン・ホールディングスは決定翌日の11月30日10時に「上場廃止決定」のIR情報を発表しました。投資家にとって、いちばん重要な発表が翌日にずれ込みました。
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11月(1営業日)
30日
12月(21営業日)
1日、4日、5日、6日、7日、8日、11日、12日、13日、14日、15日、18日、19日、20日、21日、22日、25日、26日、27日、28日、29日
11月が1営業日、12月が21営業日です。上場廃止基準に抵触したケースは残りの期間が長いです。
12月29日は2023年最後の取引(大納会)ですから、覚えたら忘れることはないでしょう。
ルーデン・ホールディングス日足チャート
10月30日に監理銘柄(審査中)に指定され、31日から株価が急落しました。上場廃止リスクを避けた売り注文が殺到しています。
11月30日の急落は上場来安値を更新したものの、下げ幅は小さいです。
ルーデン・ホールディングス2023年11月30日5分足チャート
始値60円、高値68円、安値55円、終値61円、出来高166万0700株
上場廃止決定翌日の取引です。前日比19円安(-23.75%)でした。
上場廃止銘柄の寄り付きが60円ですから、俗に言う「フライング」が起きています。マネーゲーム参加者の買い意欲が旺盛です。マネーゲームの経験者ほど買いづらい状況でした。
また、寄り付き後のリバウンドも小さいです。上場廃止銘柄で数円抜きのスキャルピングを行うと、ハイリスク・ローリターンになります。おすすめしません。
マネーゲームにとって悪条件の中、12月から株価が急騰するか注目です。