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(追記あり)アジア開発キャピタルの上場廃止とマネーゲームについて(2023年4月30日廃止)

3月29日取引終了後、東京証券取引所はスタンダード上場のアジア開発キャピタル(9318)の上場廃止を発表しました。内部管理体制等が改善されなかったためです。

アジア開発キャピタルは2023年4月30日(日)に上場廃止になります。売買最終日は4月28日(金)です。

残りの営業日を確認する

3月(2営業日)

30日(木)、31日(金)

4月(20営業日)

3日(月)、4日(火)、5日(水)、6日(木)、7日(金)、10日(月)、11日(火)、12日(水)、13日(木)、14日(金)、17日(月)、18日(火)、19日(水)、20日(木)、21日(金)、24日(月)、25日(火)、26日(水)、27日(木)、28日(金)

3月が2営業日、4月が20営業日です。上場廃止基準に抵触したケースですから、上場廃止までの期間が長いです。ただし、上場廃止日(30日)が日曜日のため、売買最終日が28日の金曜日になっています。

「上場廃止日が30日だから、29日に売ればいいや」と油断すると、売れなくて困ることになります(すでに売れませんが・・・)。

アジア開発キャピタル日足チャート

アジア開発キャピタル日足チャート

・3月30日:始値1円、高値2円、安値1円、終値1円、出来高1億7790万9800株

発表翌日の取引です。売り注文が殺到し、株価1円で寄り付きました。高値2円をつけていますが、これは勇気ある投資家が1万株、買っただけです。

「1円で買って2円で売ろう」なんてことはできません。

アジア開発キャピタル2023年3月30日気配値(引け)

アジア開発キャピタル2023年3月30日気配値(引け)

9時1分以降に売り気配となり、引けは比例配分になりました。29日夜に上場廃止を知ってから、すばやく売り注文を出せた株主は逃げることができました。

取引終了時点で、億単位の売り注文が残っています。この状態からマネーゲームが始まったら興味深いですが、何も起きずに、このまま上場廃止になると予想します。

(追記)アジア開発キャピタルの売買最終日

本日、4月28日(金)はアジア開発キャピタルの売買最終日でした。4月30日(日)に上場廃止になります。

「当社株式の上場廃止のお知らせ」のIRについては、取引が終わるまでに発表されませんでした。

アジア開発キャピタル日足チャート(売買最終日まで)

アジア開発キャピタル日足チャート(売買最終日まで)

売買最終日まで3ヶ月間の日足チャートです。予想通り、マネーゲームは起きませんでした。3月31日以降は全て1円での取引です。ストップ安比例配分だったことから、株主は処分売りに苦労したと思います。

株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。

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