大和重工、時価総額10億円未満で上場廃止危機
12月1日、東京証券取引所は東証2部上場の大和重工(5610)が時価総額10億円未満により、上場廃止に係る猶予期間入りになったと発表しました。
猶予期間は2021年8月31日までの9ヶ月間。この期間までに、月間平均の時価総額と月末の時価総額が10億円に届かないと、大和重工の上場廃止が決定します。
ただし、事業計画改善書を提出しない場合は、2021年2月28日までに期間が短縮されます。
大和重工は2016年12月期から営業赤字が続いています。なんとか10億円に復活してほしいところです。
大和重工日足チャート
・12月4日終値736円
・時価総額9億9948万8000円(株価736円×発行済株式総数135万8000株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・737円
大和重工の今後について
2021年8月31日もしくは2021年2月28日までに、月間平均の時価総額および月末の時価総額が10億円以上にならないと、上場廃止が決定します。
大和重工の場合、時価総額10億円をクリアするには、株価が737円以上でないといけません。
・株価737円×135万8000株=10億0084万6000円
猶予期間入りになる前は、月末の時価総額10億円をクリアしていました。月間平均の時価総額が足りなかっただけですから、近いうちに両方の時価総額をクリアすると思います。
2020年8月に株価が急騰し、高値1,380円をつけました。あの勢いを、もう一度見せてほしいです。