クシムのライツ・オファリング(7)新株予約権の売買最終日
クシムの続きです。
本日12月3日(木)は、新株予約権の売買最終日でした。
新株予約権を保有する投資家は、12月9日までに1株432円で新株を購入するか、もしくは株式市場で売却できます(できました)。
クシム新株予約権日足チャート
12月3日終値152円。売買最終日も急騰しました。一般的に、新株予約権は上場廃止日が近づくと、値段も少しずつ下がります。
しかし、クシムは親株が上昇したことで、11月25日に高値219円をつけるなど、短期売買が活発に行われました。
新株予約権の値段が3ケタをキープして上場廃止となり、処分売りが殺到する銘柄と異なる結果でした。
クシム日足チャート
同じ時期の親株(本株)のチャートです。3日終値595円。
ライツ発表で急落した株価は、右肩下がりが続いた後で反発します。コロナの影響でeラーニングシステム開発が注目されました。
親株の株価と新株予約権の値段は連動します。株価が上がると新株予約権の割安感が出るので新株予約権も上がる、という仕組みです。
クシムは新株予約権に勢いがあり、一時、新株予約権が割高な水準まで値上がりしました。
新株予約権の株主の今後について
新株予約権の売買が終了したので、新株を買う予定のない株主は、このままだと新株予約権が消滅します。
投資資金に余裕があれば、新株を買って株価の上昇を待つことができます。
クシムは株主になると、クオカード(毎年10月)とCAICAコイン(2020年10月)がもらえます。2021年の優待をもらうつもりで、株価の回復を気長に待つのもアリです。
なお、CAICAコインを受け取るには取引業者ザイフの口座が必要です。