ふくおかFGと福岡中央銀行の株式交換による経営統合と上場廃止について(2023年9月28日廃止)
2022年11月11日に経営統合を発表した、東証プライム上場のふくおかフィナンシャルグループ(8354)と福証上場の福岡中央銀行(8540)。
2023年3月14日に株式交換による経営統合とその詳細を発表しました。
・福岡中央銀行は2023年9月28日廃止
・ふくおかFG「1」、福岡中央銀行「0.81」
福岡中央銀行は2023年9月28日(木)に上場廃止になる予定です。最終売買日は9月27日(水)です。
重要な株式交換比率はふくおかフィナンシャルグループ「1」に対して、福岡中央銀行「0.81」です。上場廃止後、福岡中央銀行1株はふくおかフィナンシャルグループ0.81株に換わります。
例えば、福岡中央銀行100株を保有する株主はふくおかフィナンシャルグループ81株になります。ふくおかフィナンシャルグループは100株単位で取引するので、81株が単元未満株です。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。
ふくおかFGと福岡中央銀行の株価について
両社の株価は「1」と「0.81」に近づくように動きます。サヤ寄せです。
3月14日時点で、ふくおかフィナンシャルグループ2,575円、福岡中央銀行2,750円でした。仮に、ふくおかフィナンシャルグループが2,575円で動かないとすると、
2,575円×0.81=2,085.75
となり、福岡中央銀行は約665円割高です。ただし、ふくおかフィナンシャルグループの株価も動くので
・ふくおかフィナンシャルグループ4,000円、福岡中央銀行3,240円
・ふくおかフィナンシャルグループ2,000円、福岡中央銀行1,620円
となる可能性もあります。
ふくおかフィナンシャルグループの株価が上がれば、福岡中央銀行の株価も上がる。逆に、ふくおかフィナンシャルグループが下がれば福岡中央銀行も下がる。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。