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ラストワンマイルの株式併合は2025/8/7、配当金、株主への影響について

2025年6月20日、東証グロース上場のラストワンマイル(9252)は株式併合を発表しました。

ラストワンマイルの株式併合の詳細

ラストワンマイルは2025年8月10日を基準日、8月11日を効力発生日として、1.2株を1株に併合します。

例えば、併合前に1,200株を保有する株主は、併合後に1,000株を保有することになります。ただし、株価も調整されるため、時価評価額に変化はありません。

例:併合前の株価が4,000円の場合

・ 併合前:株価4,000円×1,200株=4,800,000円
・ 併合後:株価4,800円×1,000株=4,800,000円

この株式併合に伴い、2025年8月7日(木)が権利落ち日となります。8月6日(水)までは併合前の株式で取引され、8月7日以降は併合後の株式で取引されます。

株式併合後の単元未満株の取り扱いについて

併合前で100株を保有する株主は、併合後に83.33株に減少します。株式併合後も100株単位で取引されるため、83株は単元未満株、0.33株は端株(はかぶ)です。

単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、所定の手続きを経て売買が可能です。保有する株式数に応じて、配当金を受け取ることもできます。

また、ラストワンマイルに対して株式数を増やすための買増請求や、減らすための売渡請求を行うこともできます。具体的な手続きについては、ラストワンマイルの株式を購入した証券会社にお問い合わせください。

株式併合後の端株の取り扱いについて

併合前で100株を保有する株主は、併合後に83株の単元未満株と0.33株の端株が生じます。端株は2025年10月中旬に一括で売却され、10月中旬から11月中旬までに株主へ返金されます。

例えば、併合前に100株を保有する株主の場合、売却時のラストワンマイルの株価が4,800円だとすると

例:株式併合後に100株を保有する株主の変化について

・ 併合前:100株
・ 併合後:単元未満株83株 + 現金1,584円(株価4,800円 × 0.33株)

併合後の端株0.33株は売却されて、現金1,584円が株主に返金されます。

ラストワンマイルの株式併合後の配当について

ラストワンマイルの配当金

ラストワンマイルは8月決算の企業です。毎年2月末に中間配当、8月末に期末配当の権利確定日があります。

2025年8月期の配当の詳細

・ 中間配当(2月):1株当たり10円
・ 期末配当(8月):1株当たり12円(併合後)

2025年8月期の期末配当は併合後の株数に基づいて計算されます。1株当たり12円を予定しています。これは株式併合前の株数に換算すると、1株あたり10円相当の配当となります。

2024年11月28日時点の配当予想では1株当たり10円を予定していましたが、株式併合による修正のため、実質的な変更はありません。

期末配当の権利付き最終日は2025年8月27日(水)です。配当を受け取るには、8月27日までに株式を購入する必要があります。

ラストワンマイルの株式併合のまとめ

ラストワンマイルの臨時株主総会は2025年7月31日(木)に開催される予定です。株式併合は株主総会で承認されると実施されるため、関心がある方は株主総会に参加してみてはいかがでしょうか。

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