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タツミの株式交換による上場廃止と配当金、株主の今後について

2024.11.13

2024年11月13日、東証プライム上場のミツバ(7280)は、スタンダード上場のタツミ(7268)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。

タツミの株式交換による上場廃止と株主の今後について

・タツミは2025年3月28日に上場廃止
・タツミの株は、ミツバの株に換わる
・ミツバ1株に対してタツミ0.41株

タツミは2025年3月28日(金)に上場廃止になる予定です。最終売買日は3月27日(木)です。

重要な株式交換比率は、ミツバ1に対してタツミ0.41です。タツミの上場廃止後にタツミ1株がミツバ0.41株に換わります。

例えば、タツミを100株保有する株主は、ミツバの株41株に換わります。ミツバは100株単位で取引されるため、41株は単元未満株となります。

単元未満株は、SBI証券やマネックス証券、auカブコム証券などのネット証券を利用すれば、通常通り売買が可能です。保有する株数に応じて、ミツバの配当金を受け取ることができます。

タツミの上場廃止後の保有株について

・2025年3月27日まで:タツミ100株
・上場廃止後:ミツバ41株

上のタツミ100株の株主は、このように換算されます。

タツミ株価の今後の見通しについて

11月14日以降、両社の株価が近づくように動きます。この現象をサヤ寄せと言います。11月13日時点で、ミツバ828円、タツミ388円です。仮にミツバの株価が828円のままだとすると

828円×0.41=339.48

となり、タツミの株価は約49円割高の状態となります。ただし、ミツバの株価も動くので

・ミツバ1,000円、タツミ410円
・ミツバ500円、タツミ205円

となる可能性もあります。

株価の調整が終わったら、両社の株価が連動します。親会社であるミツバの株価が上がれば、タツミの株価も上がる。逆に親会社の株価が下がれば子会社の株価も下がる。

この傾向が上場廃止まで続く見込みです。

タツミの配当金について

・2025年3月期の期末配当・・・無配

タツミは3月決算企業であり、期末に一括配当を行う銘柄です。毎年3月末に期末配当の権利が得られました。

2025年3月期の期末配当は、株式交換の成立を条件に無配になる予定です。タツミの上場廃止後はミツバの配当金を受け取れます。

タツミの株式交換のまとめ

タツミの臨時株主総会が2025年1月30日(木)に開催されます。関心がある方は株主総会に参加してみてはいかがでしょうか。

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