群馬銀行の株式交換による上場廃止と株主への影響について
2025年4月24日、東証プライム上場の第四北越フィナンシャルグループ(7327)と群馬銀行(8334)は、株式交換で経営統合すると正式に発表しました。
群馬銀行は第四北越銀行と同じく新会社の完全子会社となります。
群馬銀行の株式交換に伴う上場廃止と株主への影響
・ 群馬銀行は2027年3月下旬に廃止
・ 群馬銀行の株式は、第四北越フィナンシャルグループの株式に交換される
・ 株式交換比率は未定
群馬銀行は2027年3月下旬に上場廃止になる予定です。重要な株式交換比率は未定で、2026年3月の最終契約で発表される予定です。
群馬銀行の株主は、上場廃止後に第四北越フィナンシャルグループの株に換わります。
仮に、第四北越フィナンシャルグループ「1」、群馬銀行「0.4」であるとすると、群馬銀行100株を保有する株主は、第四北越フィナンシャルグループ40株に交換されます。第四北越フィナンシャルグループは100株単位で取引するので、40株は単元未満株となります。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、通常通り売買が可能です。保有する株数に応じて、新会社の配当金を受け取れます。
(例)群馬銀行の上場廃止後の保有株数について
・ 上場廃止まで:群馬銀行100株
・ 上場廃止後:第四北越フィナンシャルグループ40株
上記の群馬銀行100株の株主は、このように交換されます。
群馬銀行の配当金について
・ 2025年3月期の中間配当および期末配当:群馬銀行の配当
・ 2026年3月期の中間配当および期末配当:群馬銀行の配当
・ 2027年3月期の中間配当および期末配当:群馬銀行の配当
・ 2028年3月期の中間配当および期末配当:新会社の配当
群馬銀行は3月決算で、毎年9月末に中間配当、3月末に期末配当の権利確定日があります。
群馬銀行の株主は、2027年3月期の期末配当まで群馬銀行の配当を受け取ります。それ以降は新会社の配当を受け取ることになります。
群馬銀行の株主優待について
・ 2025年3月末の優待:実施
・ 2026年3月末の優待:実施
・ 2027年3月末の優待:実施
・ 2028年3月末の優待:廃止
群馬銀行の上場廃止により、2028年3月末の優待は廃止されます。2027年3月末の優待が最後となります。ただし、経営統合のスケジュール変更により、前倒しで廃止される可能性があります。
新会社の株主優待は未定で後日発表予定です。