りらいあコミュニケーションズのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格1,465円)
2023年1月13日、東証プライム上場の三井物産(8031)は、りらいあコミュニケーションズに対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOBに条件について
(1)TOB価格・・・1,465円
(2)TOB期間・・・2023年3月ごろ開始予定
(3)決済の開始日・・・未定
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限1951万8200株
(5)証券会社・・・野村證券(予定)
(6)配当・・・無配
TOB価格1,465円、TOB期間は未定で、2023年3月ごろ開始予定です。
手続きが順調に進むと、りらいあコミュニケーションズは上場廃止になります。これに伴い、2023年3月期の期末配当が無配になります。
りらいあコミュニケーションズの株主はTOBに参加して保有株を1,465円で買い取ってもらうか、もしくは株価が1,465円に近づいたら株式市場で売却できます。
りらいあコミュニケーションズの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
1/13 | 957 | - |
1/16 | 1,107 | +150 |
1/17 | 1,407 | +300 |
1/18 | 1,465 | +58 |
1月13日終値957円。16日から株価が急騰し、TOB価格にサヤ寄せする予定です。その後は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。18日にTOB価格付近に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格1,465円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、りらいあコミュニケーションズの株を購入した証券会社から、野村證券に移管して(移動して)売却します。詳細なスケジュールについては、後日発表されます。
りらいあコミュニケーションズの配当金について
2023年3月期の期末配当については、TOB実施により無配になります。前回予想は1株23円、前期実績は1株21円でした。
りらいあコミュニケーションズの株主の今後について
りらいあコミュニケーションズ月足チャート
月足チャート3年分です。一部投資家を除き、多くの投資家が含み益の状態です。仮に、りらいあコミュニケーションズの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却
(3)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げに期待
(1)TOBに参加するには野村證券の口座が必要です。TOBのスケジュール発表後に参加してみてください。
(2)1月17日の夜間取引から売却できます。SBI証券や楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。その他の方は18日の株式市場で売却できます。
(3)ダメ元で期待したいです。