ダイワ通信の上場廃止と配当金、株主への影響について(買取価格1,200円、2026年3月25日廃止)
東証スタンダード上場のダイワ通信(7116)は、2025年12月25日(木)、株式併合による株式の非公開化および上場廃止予定を発表しました。
ダイワ通信の株式非公開化による上場廃止
会社側は、株式併合(スクイーズアウト)の手法を用いて一般株主の保有株をすべて買い取り、ダイワ通信を非公開化することで、上場廃止となる予定です。
買取価格は1株あたり1,200円です。
売買最終日は2026年3月24日(火)、上場廃止日は3月25日(水)となる見込みです。株主への売却代金(交付金)は、諸手続きを経て2026年6月中旬から下旬頃に支払われる予定です。
例:100株及び1,000株保有の株主の場合
・ 買取価格1,200円 × 100株=120,000円
・ 買取価格1,200円 × 1,000株=1,200,000円
ダイワ通信の株価見通し
12月25日の終値は800円でした。12月26日以降、株価は買取価格(1,200円)近辺まで上昇し、その後は上場廃止まで横ばいで推移することが予想されます。
ダイワ通信の配当について
ダイワ通信は3月決算の企業です。配当の権利確定日は、毎年9月末(中間配当)と毎年3月末(期末配当)です。
2026年3月期の期末配当は、実質的に無配となる見通しです。これは、配当を受け取る権利が確定する3月末よりも前の「3月27日」に株式を整理(併合)する手続きが行われ、一般株主としての権利がなくなるためです。
ダイワ通信の株主の今後について
買取価格が12月25日の終値である800円を上回るため、2025年以降に購入した株主は含み益がある状況です。ダイワ通信の上場廃止が決定すれば、株主の損益も最終的に確定します。
この1,200円での買い取りを実施するには、2026年2月25日(水)開催の臨時株主総会で株式併合が承認される必要があります。関心のある方は、株主総会への参加をご検討ください。






