しまむらの株式分割は2026/2/19、配当金、株主優待、株主への影響について
東証プライム上場のしまむら（8227）は、2025年12月22日（月）に株式分割を発表しました。
しまむらの株式分割の主なポイント
・ 株式を1株から3株に分割し、株価は分割前の3分の1に調整される
・ 2026年2月18日（水）が株式分割の権利付き最終日
・ 2026年2月19日（木）が権利落ち日で、分割後の株価で取引開始
・ 2026年2月期の配当は分割前の株数、2027年2月期は分割後の株数に基づき計算される
・ 2027年2月優待から新制度が適用される
株式分割の概要と株価・保有株数の変化
しまむらは2026年2月20日を基準日として、1株を3株に分割します。
例えば、分割前に100株を保有していた株主は、分割後に300株を保有します。ただし、保有株数の増加に合わせて株価も調整されるため、保有資産の価値は変わりません。
例：分割前の株価が12,000円の場合
・ 分割前：株価12,000円 × 100株＝1,200,000円
・ 分割後：株価4,000円 × 300株＝1,200,000円
2026年2月18日（水）が権利付き最終日です。分割後の株式の権利を得るためには、この日までに株式を購入し、保有している必要があります。
そして、翌営業日の2026年2月19日（木）が権利落ち日となり、この日から株価は分割後の水準に調整され、取引が始まります。
しまむらの配当について
しまむらは2月決算の企業です。配当の権利確定日は毎年8月20日（中間配当）と2月20日（期末配当）です。
2026年2月期の配当の詳細
・ 中間配当：1株あたり100円（支払い済み）
・ 期末配当：1株あたり105円（分割前の株数に適用）
2026年2月期の期末配当については、株式分割前の株数に基づき、1株あたり105円を予定しています。期末配当の権利を得るには、権利付き最終日である2026年2月18日（水）までに株式を保有している必要があります。
2027年2月期の配当見通し
2027年2月期の配当は株式分割後の株数に基づいて計算されますが、詳細な金額は未定であり、後日改めて発表される予定です。
しまむらの株主優待について
2026年2月優待（現行制度）
(1)対象となる株主：毎年2月20日現在の株主名簿に記載または記録された、分割前100株以上を保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割前100株以上：買物券2,000円相当
・ 分割前1,000株以上：買物券4,000円相当
・ 分割前3,000株以上：買物券6,000円相当
・ 分割前5,000株以上：買物券10,000円相当
しまむらの株主優待は全国の店舗で利用できる買物券です。毎年2月20日の株主は年1回、優待が受け取れます。
2026年2月分の優待は株式分割前の基準が適用されます。この優待の権利付き最終日は2026年2月18日（水）です。優待を受け取るには、2026年2月18日までに株式を保有している必要があります。
2027年2月優待（新制度適用）
(1)対象となる株主：毎年2月20日現在の株主名簿に記載または記録された、分割後100株以上を保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割後100株以上：買物券2,000円相当
・ 分割後3,000株以上：買物券4,000円相当
・ 分割後9,000株以上：買物券6,000円相当
・ 分割後15,000株以上：買物券10,000円相当
2027年3月分の優待から分割後の新基準が適用されます。新制度では、株式分割後も優待獲得株数を「100株以上」で据え置くことで、実質的な優待拡充となりました。これにより、分割前と比較して約3分の1の投資金額で株主優待（2,000円相当）を受け取ることが可能になります。
この優待の権利付き最終日は2027年2月17日（水）（※）です。優待を受け取るには、2027年2月17日までに株式を保有している必要があります。
※2027年2月20日が土曜日のため、前営業日の2月19日（金）が権利確定日、その2営業日前である2月17日（水）が権利付き最終日となります。
