シルバーエッグ・テクノロジーのTOBによる上場廃止と株主への影響について(TOB価格770円)
東証スタンダード上場のイルグルム(3690)は、グロース上場のシルバーエッグ・テクノロジー(3961)に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表しました。
シルバーエッグ・テクノロジーのTOB(株式公開買い付け):完全子会社化による上場廃止
このTOBは、イルグルムがシルバーエッグ・テクノロジーの全株式を取得して完全子会社化することを目的としており、成立した場合、シルバーエッグ・テクノロジーは上場廃止となる見込みです。
シルバーエッグ・テクノロジーの株主が保有株を売却する方法は、TOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOBの条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):770円
2. 買付期間(TOB期間):2025年11月17日(月)から2026年1月6日(火)まで(31営業日)
3. 決済開始日:2026年1月14日(水)
4. 買付予定数(下限):1,181,700株
5. 公開買付代理人:東海東京証券
シルバーエッグ・テクノロジーの株価見通し
11月14日の終値は606円でした。TOB価格の770円がこれを上回るため、発表後はTOB価格に近づく形で上昇し、上場廃止まで770円近辺で推移すると考えられます。
TOBに応募するメリット
シルバーエッグ・テクノロジーのTOBに応募するメリットは、TOB価格の770円で売却できることです。
具体的には、シルバーエッグ・テクノロジーの株式を保有している証券会社から、東海東京証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年1月14日以降に買付代金が支払われる予定です。
シルバーエッグ・テクノロジーのTOBと株主への影響
チャート画像に引かれた線は、今回のTOB価格770円を示しています。この水準より安く購入した株主は含み益、高く購入した株主は含み損となります。シルバーエッグ・テクノロジーの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として東海東京証券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
(2)TOBの決済日を待たずに資金を早急に確保したい場合は、11月18日以降に株式市場で売却することが可能です。







