芝浦電子のTOBによる上場廃止の可能性と配当金、株主の今後について(TOB価格4,300円)
2025年2月5日、台湾のヤゲオ・コーポレーションは、東証スタンダード上場の芝浦電子(6957)に対して、TOB(株式公開買付)を行う予定であると発表しました。
TOBによる芝浦電子の上場廃止の可能性
ヤゲオが芝浦電子の株をすべて買い取り、非公開化する予定のため、芝浦電子は上場廃止になる可能性があります。芝浦電子は今回のTOBに賛同していません。
芝浦電子の株主はTOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却することもできます。
芝浦電子のTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:4,300円
2. TOB期間:2025年5月7日開始予定(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年6月
4. 買付予定株数:上限なし、下限7,624,600株
5. 買付代理人(証券会社):三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)
6. 配当:不明
芝浦電子の株価の今後の見通し
2月5日終値は3,135円でした。TOB発表後、株価はTOB価格に向かって上昇する動きが予想されます。仮にこれが敵対的TOBとなった場合、株価がTOB価格を超える可能性もあります。
芝浦電子のTOBに応募するメリットとは?
芝浦電子のTOBに応募するメリットは、TOB価格4,300円で売却できることです。
具体的には、芝浦電子の株を保有している証券会社から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券または三菱UFJ eスマート証券に移管し、売却する手続きを行う必要があります。
TOBに応募すると、2025年6月以降に買付代金が支払われる予定です。
芝浦電子のTOBによる配当への影響
・ 2025年3月期の期末配当:1株150円
配当の取り扱いについての正式な記載はありません。2024年11月11日時点の配当予想は1株当たり150円です。
芝浦電子のTOBと株主の今後について
TOB価格が直近の高値を上回るため、多くの株主は保有株に含み益が生じている状態です。仮に芝浦電子の上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定することになります。
投資家が検討するポイント
(1)含み益が生じている場合:株価を確認後、TOBに応募して利益を確定する
(2)資金が早急に必要な場合:株式市場で売却する
(1)TOBに応募するには、三菱UFJモルガン・スタンレー証券または三菱UFJ eスマート証券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きを確認してください。
なお、株価がTOB価格を上回ったときは、株式市場で売却すると良いでしょう。
(2)2025年2月7日以降は、株式市場で売却できます。