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時価総額10億円未満で上場廃止危機の企業9社(2020年4月1日発表分)

2020.04.02

4月1日、東京証券取引所は、時価総額が10億円未満で、上場廃止に係る猶予期間入りになった企業を発表しました。

企業一覧(コード番号順)

・省電舎ホールディングス(1711)
・アウンコンサルティング(2459)
・児玉化学工業(4222)
・川口化学工業(4361)
・大和重工(5610)
・日本抵抗器製作所(6977)
・リード(6982)
・カワセコンピュータサプライ(7851)
・玉井商船(9127)

猶予期間は2020年12月31日まで。この期間までに、月間平均の時価総額と月末の時価総額が10億円に届かないと、その企業の上場廃止が決定します。

ただし、事業計画改善書を提出しない場合は、2020年6月30日までに期間が短縮されます。

最近の株価下落は、新型コロナウイルスによる影響です。業績下方修正が次々と発表される中、なんとか持ちこたえてほしいところです。

各企業の詳細は以下のとおりです。

省電舎ホールディングス日足チャート

省電舎ホールディングス日足チャート

・4月1日終値194円
・時価総額8億1522万1562円(株価194円×発行済株式総数420万2173株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・238円

アウンコンサルティング日足チャート

アウンコンサルティング日足チャート

・4月1日終値122円
・時価総額9億1534万1600円(株価122円×発行済株式総数750万2800株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・134円

児玉化学工業日足チャート

児玉化学工業日足チャート

・4月1日終値252円
・時価総額9億9614万1132円(株価252円×発行済株式総数395万2941株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・253円

川口化学工業日足チャート

川口化学工業日足チャート

・4月1日終値740円
・時価総額9億0280万円(株価740円×発行済株式総数122万株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・820円

大和重工日足チャート

大和重工日足チャート

・3月31日終値560円
・時価総額7億6048万円(株価560円×発行済株式総数135万8000株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・737円

日本抵抗器製作所日足チャート

日本抵抗器製作所日足チャート

・4月1日終値660円
・時価総額8億1840万円(株価660円×発行済株式総数124万株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・807円

リード日足チャート

リード日足チャート

・4月1日終値275円
・時価総額7億2406万4000円(株価275円×発行済株式総数263万2960株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・380円

カワセコンピュータサプライ日足チャート

カワセコンピュータサプライ日足チャート

・4月1日終値158円
・時価総額8億1528万円(株価158円×発行済株式総数516万株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・194円

玉井商船日足チャート

玉井商船日足チャート

・3月31日終値467円
・時価総額9億0224万4000円(株価467円×発行済株式総数193万2000株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・518円

上記企業の今後について

12月31日もしくは6月30日までに、月間平均の時価総額および月末の時価総額が10億円以上にならないと、上場廃止が決定します。

例えば、省電舎ホールディングスの場合、時価総額10億円をクリアするには株価が238円以上でないといけません。

時価総額=238円×発行済み株式総数420万2173株=10億0011万7174円

もちろん、経営陣がそのまま見過ごすわけがないので、クリアするために株価対策を行うと思われます。

過去の事例を考えると、増配や優待新設、その組み合わせ、親会社の買収などが期待できます。

復活する前提で、今のうちに買っておくのもアリでしょう。株価が安いのでネット証券を利用すれば売買手数料を節約できます。ピンポイントで狙うより、まんべんなく全銘柄を買っておくと当たりが出やすいです。

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