小島鉄工所、名証2部でも上場廃止危機(時価総額5億円未満)
小島鉄工所の上場廃止とマネーゲームについての続きです。
・東証を上場廃止になったばかり
・時価総額5億円未満(名証)で上場廃止基準に該当する
・締切日は12月31日(6月30日)まで
4月1日、名古屋証券取引所は、小島鉄工所(6112)が時価総額5億円未満で、上場廃止に係る猶予期間入りになったことを発表しました。
猶予期間は2020年12月31日まで。この期間までに月間平均の時価総額と月末の時価総額が5億円に届かないと、小島鉄工所の上場廃止が決定します。
ただし、事業計画改善書を提出しない場合は、2020年6月30日までに期間が短縮されます。
小島鉄工所は、3月29日に東証2部を上場廃止になったばかりです。東証2部は10億円未満で上場廃止基準に引っかかりました。
名証2部は時価総額5億円です。なんとか頑張ってほしいです。
小島鉄工所日足チャート
・4月2日終値244円
・時価総額2億4486万9616円(株価244円×発行済み株式数100万3564株)
・時価総額5億円以上に必要な株価・・・499円
小島鉄工所は東証2部の上場廃止のときに、株価が値下がりしてしまいました。
・東証・・・565円(2/28)→298(3/27)
株主の処分売りが出たと思われます。
小島鉄工所の今後について
12月31日もしくは6月30日までに、月間平均の時価総額および月末の時価総額が5億円以上にならないと、名証2部の上場廃止が決定します。
小島鉄工所の場合、時価総額5億円をクリアするには株価が499円以上でないといけません。
時価総額=499円×発行済み株式数100万3564株=5億0077万8436円
東証のときは、目立った株価対策を行わずに、そのまま上場廃止になりました。しかし、名証も上場廃止になると、株主は株式市場で取引できなくなります。
現時点で、時価総額が目標の半分にも満たない水準です。ここから復活するには、かなりハードルが高いです。コロナの影響もあるので、締め切りまでに間に合うかわかりません。
一発逆転を狙って投資するのはギャンブルですから、ダメージにならない程度の資金でお試しください。