アマナのマネーゲームについて
アマナの続きです。
東証グロース上場のアマナ(2402)は上場廃止を予定しています。一般株主は1株22円で買い取りです。発表直前の株価が307円だったことで急落しました。
10月27日、30日と2営業日連続で80円ストップ安になり、本日31日は制限値幅(下限)が4倍に拡大しました。通常であれば50円ストップ安で止まるのですが、4倍に拡大されると最大200円値下がりします。
30日終値が147円だったので、下がるのは1円までです。
アマナ2023年10月31日5分足チャート
始値92円、高値125円、安値89円、終値99円、出来高271万株
当日の5分足チャートです。買取価格22円まで下がりませんでした。マネーゲーム参加者が始値を押し上げました。俗に言う「フライング」です。優待投資家が恩恵を受けて、その代わりにマネーゲーム参加のハードルが上がりました。
それでも、9時37分に安値89円をつけた後、51分に高値125円までリバウンドしています。
約15分で株価が1.4倍になりました。ただ、盛り上がったのはこの瞬間だけです。その後は90円~110円を行ったり来たりしています。出来高も減少し、投資家の関心が薄れているようでした。
マネーゲームにとって悪条件の中、11月以降に祭りが始まるか注目です。