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(追記あり)兼松エレクトロニクスのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(2023年5月2日廃止)

2023.01.27

(追記)兼松エレクトロニクスの上場廃止日決定

兼松エレクトロニクスの上場廃止までのスケジュールが決定しました。

上場廃止日は2023年5月2日(火)、売買最終日は5月1日(月)です。

兼松エレクトロニクスの株主は、売買最終日までに売却しないと、6,200円で強制買い取りとなります。5月9日以降、「6,200円×株数」の投資資金が戻ってきます。

—–追記ここまで——

2023年1月27日、東証プライム上場の兼松(8020)は、兼松エレクトロニクス(8096)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

TOBの条件について

(1)TOB価格・・・6,200円
(2)TOB期間・・・2023年1月30日(月)から3月13日(月)まで
(3)決済の開始日・・・2023年3月20日(月)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限252万5735株
(5)証券会社・・・三菱UFJモルガン・スタンレー証券、auカブコム証券
(6)配当・・・TOB成立を条件に無配

TOB価格6,200円、TOB期間は2023年1月30日(月)から3月13日(月)までの30営業日です。手続きが順調に進むと、兼松エレクトロニクスは上場廃止になります。これに伴い、2023年3月期の期末配当が無配になります。

兼松エレクトロニクスの株主はTOBに参加して1株6,200円で買い取ってもらうか、もしくは株価が6,200円に近づいたら株式市場で売却できます。

兼松エレクトロニクスの今後の株価について

日付 株価 前日比
1/27 4,665
1/30 5,370 +705
1/31 6,200 +830

1月27日終値4,665円。30日から株価が急騰し、TOB価格にサヤ寄せする予定です。その後は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。31日にTOB価格付近に到達するでしょう。

なお、30日に705円ストップ高になるのは、株価が5,000円を超えると10円刻みになるからです。上昇すると、5,000円、5,010円、5,020円・・・と動きます。

TOBに参加するメリットについて

メリットはTOB価格6,200円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。

具体的には、兼松エレクトロニクスの株を購入した証券会社から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券またはauカブコム証券に移管して(移動して)売却します。2023年3月20日以降に投資資金が戻ってきます。

兼松エレクトロニクスの配当金について

兼松エレクトロニクスの配当金について

2023年3月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配になります。前回予想および前期実績ともに1株80円でした。

ただし、配当金がなくなるのはTOB成立が条件です。不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

兼松エレクトロニクスの株主の今後について

兼松エレクトロニクス月足チャート

兼松エレクトロニクス月足チャート

月足チャート3年分です。TOB価格が上場来高値を上回るため、株主は含み益の状態です。仮に兼松エレクトロニクスの上場廃止が決定すると、株主の利益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却

(1)TOBに参加するには、三菱UFJモルガン・スタンレー証券またはauカブコム証券の口座が必要です。ネットメインの方はauカブコム証券の口座を持っていると思います。試してみてください。

(2)1月30日の夜間取引から売却できます。SBI証券や楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。その他の方は31日の株式市場で売却できます。

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