グレイステクノロジーの上場廃止とマネーゲームについて(1)
1月27日、東証はグレイステクノロジー(6541)の上場廃止を決定しました。
グレイステクノロジーは2022年2月28日(月)に上場廃止になります。売買最終日は2月25日(金)です。
残りの営業日を確認する
上場廃止まで約1ヶ月間残っています。ただ、祝日が2日ありますから、残りは19営業日です。
1月(2営業日)
28日(金)、31日(月)
2月(17営業日)
1日(火)、2日(水)、3日(木)、4日(金)、7日(月)、8日(火)、9日(水)、10日(木)、14日(月)、15日(火)、16日(水)、17日(木)、18日(金)、21日(月)、22日(火)、24日(木)、25日(金)
25日(金)が売買最終日になるので、グレイステクノロジーの株主は忘れずに売却したいです。
「28日が上場廃止日だから、26日または27日に売れば良い」と勘違いすることが多いです。
取引が始まるタイミングを確認する(※必要なし)
上場廃止企業の場合は売り注文が殺到し、ストップ安比例配分が何日も続くことがあります。
ただ、グレイステクノロジーは決算の問題で先に値下がりしました。前日27日も12時に発表したことで後場から29円まで下落。
この価格帯の制限値幅は上下30円ですから、1日で1円まで値下がりする可能性がありました。最近はマネーゲームが人気で、株価が安ければ買い手も現れます。
そのため、わざわざ取引できる日を確認する必要はなくなりました。だれでも、いつでも取引に参加できます。
グレイステクノロジー日足チャート
(1月28日)始値25円、高値30円、安値19円、終値21円、出来高1976万8700株
上場廃止決定後、初めての取引です。前日は29円の売り注文が大量に残っていましたが、この日は25円で寄り付きました。
決算が延長期限に間に合わなかったとき(1/19)に、大株主は保有株を処分したようです。
売り手がいないと株価は下がりません。他の上場廃止企業に比べて、穏やかな取引となりました。
寄り付きからのリバウンドも小さく、出来高も1976万8700株と比較的に少ないです。
本格的なマネーゲームは、翌営業日以降に持ち越しです。