グレイステクノロジーの上場廃止と株主の今後について(2022年2月28日廃止)
グレイステクノロジーが決算未提出で監理銘柄(確認中)に指定されるの続きです。
1月27日12時、東証1部上場のグレイステクノロジー(6541)は、2022年3月期第2四半期決算が期限までに間に合わないと発表しました。
グレイステクノロジーのスケジュールについて
・10月下旬~11月中旬(第2四半期決算)
・2021年11月15日(第2四半期の提出期限)・・・延長申請、承認
・2022年1月17日(延長後の提出期限)・・・間に合わない
・2022年1月27日(提出期限)・・・最後の締め切り、上場廃止決定(東証)
・2022年2月25日・・・売買最終日
・2022年2月28日・・・上場廃止
延長した期限に間に合わず、最後の締め切りにも間に合いませんでした。
東証はグレイステクノロジーを整理銘柄に指定し、上場廃止を決定しました。上場廃止日は2022年2月28日(月)、売買最終日は2月25日(金)です。
グレイステクノロジーの株主は上場廃止までに保有株を売却しないと、投資資金が戻ってこない可能性があります。
グレイステクノロジーの今後の株価について
グレイステクノロジー2022年1月27日5分足チャート
1月27日終値29円。30円ストップ安比例配分となりました。もちろん、全市場の値下がり率第1位です。
取引開始直後から処分売りで値下がりし、前場引け後に出た発表で後場から売り気配。12時46分に一度は29円で寄り付いたのですが、再び売り気配になりました。
結局、売り注文が殺到し、29円で取引を終えました。値幅制限がなければ、もっと下がっていたことでしょう。
すぐに気づいた株主は29円で、なんとか逃げることができました。期限ギリギリまで発表を引き伸ばす企業もありますから、グレイステクノロジーは、まだ良心的かもしれません。
今後、上場廃止日に向けて、株価が徐々に値下がりする予定です。ただし、マネーゲームで盛り上がることもあります。
上場廃止まで19営業日残っていますから、損切りする方は上場廃止までに売却することをオススメします。