制限値幅4倍の効果(番外編)セコニック
2020年から始まった4倍の適用
11月15日、16日と連続ストップ高となり、適用される銘柄が出ました。セコニック(7758)です。
(11月17日)セコニック・・・11月16日終値1,635円、ストップ高3,235円
(11月18日)セコニック・・・11月17日終値3,235円、ストップ高6,040円
ストップ高が2営業日続くと、3営業日目から通常の4倍に拡大されます。セコニックの場合、15日、16日とストップ高になり、4倍になった17日もストップ高となりました。
11月18日も4倍が適用されて、通常は700円しか上がりませんが、4倍の2,800円上昇する可能性があります。
なお、3,235円に2,800円を足すと6,035円ですが、株価が5,000円を超えると10円刻みとなるので、6,035円ではなく6,040円となります。
それでは、セコニックの株価を見てみましょう。
セコニック日足チャート
11月18日・・・始値3,375円、高値3,385円、安値3,365円、終値3,365円、出来高29万7700株
セコニックはTCSホールディングスがTOB(株式公開買い付け)を行っています。
TOB価格3,400円です。取引開始直後は気配値が上がっていきましたが、寄り付いてもTOB価格を超えませんでした。
3,400円×99.5%=3,383円
上場廃止予定のTOB銘柄は、株価がTOB価格の99%~99.5%で推移します。TOB価格が安すぎる、投資家が買い占めるなど特殊な要因がないと、上場廃止まで横ばいが続きます。
セコニックの場合も例外なく、今まで通りの結果になりました。