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証券取引所の制限値幅の拡大運用の見直し(8月3日から上下4倍に)

2020.07.07

2020年8月3日(月)以降、ストップ高・ストップ安が連続した場合の運用が変わります。

・2営業日ストップ高(ストップ安)が続くと、3営業日目から4倍に拡大

詳細は以下の通りです。

(変更前)

・拡大要件・・・3営業日連続で(1)または(2)に該当すると、4営業日目から値幅が拡大される
(1)ストップ高・ストップ安となり、ストップ配分も行われず、売買高が0株
(2)後場終了時にストップ高・ストップ安で売買成立し、かつ、ストップ高・ストップ安に呼値の残数あり
・拡大方向、拡大幅・・・上限下限がそれぞれ2倍になる
・解除要件・・・ストップ高・ストップ安の値段以外で売買成立すると翌営業日から解除される

(変更後)

・拡大要件・・・2営業日連続で(1)または(2)に該当すると、3営業日目から値幅が拡大される
・拡大方向、拡大幅・・・上限下限がそれぞれ4倍になる
・解除要件・・・ストップ高・ストップ安の値段以外で売買成立すると翌営業日から解除される

今まではストップ高(ストップ安)が3営業日連続すると、4営業日目からストップ高(ストップ安)の値幅が2倍になりました。

8月3日から、2営業日連続すると、3営業日目からストップ高(ストップ安)の値幅が4倍に拡大されます。

少しややこしいので、当ブログで出てくる具体的な例で紹介します。例えば、株価500円のA企業にTOB(株式公開買い付け)が発表されました。TOB価格1,500円とします。

この場合、株価は翌日以降にストップ高となり、TOB価格1,500円に近づくまで、ひたすら上がり続けます。この現象をサヤ寄せといいます。

変更前・変更後の株価推移

日付 変更前 変更後
株価 前日比 株価 前日比
発表 500 500
1日 600 +100 600 +100
2日 700 +100 700 +100
3日 850 +150 1,300 +600
4日 1,150 +300 1,500 +200
5日 1,500 +350

変更前の制度では、TOB価格に近づくまで5営業日かかりました。変更後になると、4営業日に短縮されます(太字は拡大後の値幅)。

明日100万円もらえるのと、1年後に100万円もらえるのと、どちらがトクか?

という考え方と同じです。株主は、株価ができるだけ早く1,500円になった方がトクになります。

変更直後は、株価が極端に上がりすぎる(下がりすぎる)ので少し戸惑うかもしれません。しかし、徐々に慣れて便利さが上回ると思います。

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