ホロンの株式交換による上場廃止と配当金、株主の今後について(2022年3月30日廃止)
2021年11月29日、東証1部上場のエー・アンド・デイ(7745)とジャスダック上場のホロン(7748)は、株式交換による経営統合を発表しました。
・ホロンは2022年3月30日上場廃止
・エー・アンド・デイ「1」、ホロン「3.60」
・エー・アンド・デイ:1株15円、ホロン:1株10円
ホロンは2022年3月30日(水)に上場廃止になります。最終売買日は3月29日(火)です。
重要な株式交換比率は、エー・アンド・デイ「1」に対して、ホロン「3.60」です。上場廃止後、ホロン1株はエー・アンド・デイ3.60株に換わります。
例えば、ホロン100株はエー・アンド・デイ360株です。エー・アンド・デイは100株単位で取引するので、60株が単元未満株です。
(2022年3月まで)ホロン100株
(2022年4月以降)エー・アンド・デイ360株
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえるので問題ありません。
ホロンの株価について
両社の株価は「1」と「3.60」に近づくように動きます。サヤ寄せです。
11月29日時点でエー・アンド・デイ1,264円、ホロン3,950円でした。仮にエー・アンド・デイの株価が1,264円で動かないとすると、
1,264円×3.60=4,550.4円
となり、ホロンは約601円割安となります。ただし、エー・アンド・デイの株価も動くので
・エー・アンド・デイ1,500円、ホロン5,400円
・エー・アンド・デイ1,000円、ホロン3,600円
という組み合わせもあります。
親会社「エー・アンド・デイ」の株価が上がれば、子会社「ホロン」の株価も上がる。逆に、エー・アンド・デイが下がればホロンも下がる。この傾向が上場廃止まで続きます。
両社の配当金について
エー・アンド・デイとホロンは3月決算企業です。3月末と9月末の株主は年2回、配当金がもらえます。
次回、2022年3月期の期末配当については、エー・アンド・デイが1株15円、ホロンは1株10円を予定しています。
ホロンは2022年3月期の期末配当が最後です。2022年3月30日に上場廃止を予定していますが、配当金の権利付き最終日は3月29日なので間に合います。ホロンの上場廃止後はエー・アンド・デイの配当金がもらえます。