東北銀行の株式交換による上場廃止と株主の今後について(2022年9月29日廃止)
7月2日8時45分、東証1部上場のフィデアホールディングス(8713)が東北銀行(8349)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
・東北銀行は2022年9月29日廃止(予定)
・株式交換比率は未定
東北銀行は2022年9月29日(木)に上場廃止になる予定です。重要な株式交換比率は未定で、2022年2月中旬に詳細が発表される予定です。
東北銀行の今後の株価について
株式交換比率が決定していれば、比率に近づくように動きます。
ただし、今回のケースは比率が未定ですから、発表されるまで不安定な値動きが続くと思われます。
2021年7月1日終値
・フィデアホールディングス120円、東北銀行1,005円
2021年7月2日終値
・フィデアホールディングス131円、東北銀行1,078円
仮にフィデアホールディングスの比率を「1」とすると、7月1日終値では、フィデアホールディングス「1」に対して、東北銀行「8.375」となります。
7月2日終値では、フィデアホールディングス「1」に対して、東北銀行「8.229」となります。
一般的に、株式交換では、親会社となるフィデアホールディングスの株価が上がれば、東北銀行の株価も上がる。フィデアホールディングスが下がれば、東北銀行も下がる。しかし、比率が未定なので、これが当てはまるかわかりません。
また、決算発表や詳細発表前など、投資家の思惑でどちらかの株価が大きく動く可能性があります。
東北銀行の株主は、2022年2月まで身動きが取れないので気の毒ですが、我慢できる方は気長に待ってみてはいかがでしょうか。