バリューデザインの株式交換による上場廃止と株主の今後について
2022年1月14日、東証マザーズ上場のアララ(4015)とバリューデザイン(3960)は株式交換による経営統合を発表しました。
・バリューデザインは2022年5月30日廃止
・アララ「1」、バリューデザイン「3.2」
バリューデザインは2022年5月30日(月)に上場廃止になります。最終売買日は5月27日(金)です。
重要な株式交換比率は、アララ「1」に対してバリューデザイン「3.2」です。上場廃止後、バリューデザイン1株はアララ3.2株に換わります。
例えば、バリューデザイン100株はアララ320株です。アララは100株単位で取引するので、20株が単元未満株です。
(2022年5月まで)バリューデザイン100株
(2022年6月から)アララ320株
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。企業が配当金を出していれば、単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。
バリューデザインの株価について
両社の株価は「1」と「3.2」に近づくように動きます。サヤ寄せです。
1月14日時点でアララ578円、1月12日時点でバリューデザイン1,864円でした。単純比較できませんが、仮にアララの株価が578円で動かないとすると
578円×3.2=1,849.6円
となり、バリューデザインは割高の状態です。ただし、アララの株価も動くので
・アララ600円、バリューデザイン1,920円
・アララ500円、バリューデザイン1,600円
という組み合わせもあります。
親会社「アララ」の株価が上がれば、子会社「バリューデザイン」の株価も上がる。逆に親会社が下がれば子会社も下がる。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。