エー・ディー・ワークスの優待権利落ち
エー・ディー・ワークスのライツ・オファリング2019(1)の続きです。
2019年7月10日(権利付最終日:7月5日)までにエー・ディー・ワークス(3250)の株主になると、新株予約権がもらえます。
新株予約権を使えば、1株33円で新株を買うことができます。
また、エー・ディー・ワークスは6月末・12月末の株主に対して、優待を実施しています。
昨日6月25日が株主優待の権利付最終日でした。
・6月25日・・・権利付最終日(優待がもらえる)
・6月26日・・・権利落ち日(もらえない)
6月25日までに株主になり、26日まで持ち越すと、優待の権利がもらえます。
6月26日に買っても、優待はもらえません。
一般的に、優待がもらえる銘柄は、権利付最終日を過ぎると、その価値の分だけ株価が下がりやすくなります。
エー・ディー・ワークスの25日終値は34円です。ただ、優待権利落ちになっても、1株33円で買える新株予約権の権利が残っています。
以上を踏まえて、エー・ディー・ワークスの株価を見てみましょう。
エー・ディー・ワークス日足チャート
6月26日:始値33円、高値35円、安値33円、終値33円
でした。「34円→33円」に値下がりしています。
たった1円だけと思うかもしれませんが、優待内容を考えるとわかりやすいです。
エー・ディー・ワークスの株主優待について
株主優待の詳細
(1)対象となる株主・・・毎年6月・12月末の株主名簿に記載または記録された1万株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・1万株以上・・・株主優待ポイント2,000ポイント
・3万株以上・・・株主優待ポイント9,000ポイント
・5万株以上・・・株主優待ポイント20,000ポイント
・7万株以上・・・株主優待ポイント25,000ポイント
エー・ディー・ワークスの株主優待は、商品と交換できるポイントです。
仮に、優待をもらうために、6月25日終値で1万株購入し、26日始値で売却すると
(33円-34円)×1万株=-1万円
となり、1万円のコストがかかります。さらに、売買手数料も必要です。
これに対して、もらえる優待は2,000円分のポイントです。手数料無料で取引しても、8,000円の赤字になります。
全く割に合わないので、よく見かける優待銘柄と同じだとわかります。