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エー・ディー・ワークスのライツ・オファリング2019(1)

2019.06.05

6月4日、東証1部上場のエー・ディー・ワークス(3250)は、ライツ・オファリング(新株予約権無償割当)を発表しました。

2017年以来ですね。

2019年7月10日(権利付最終日:7月5日)までに株主になると、ADワークスの新株予約権がもらえます。

ADワークスの新株予約権の特徴は、(1)持っている株数と同数の新株を1株33円で買えること、(2)新株予約権を株式市場で売却できること、の2つです。

保有株と同数の新株を1株33円で買える

仮に、ADワークスを100株保有していれば、新株予約権を使うことにより、100株を33円で購入できます。新株予約権を使ってADワークス株に換えるなら、

33円×100株=3,300円

となり、3,300円+α(手数料等)でADワークス100株が買えます。新株予約権が使える期間は、2019年7月11日(木)から8月23日(金)までです。

新株予約権を株式市場で売却できる

コード番号(32509)です。新株予約権の取引はこれから始まります。上場期間は2019年7月11日(木)から8月19日(月)までです。

後日、東証から日程の詳細が発表されます(もしくは会社のIRがあります)。

なお、今回のライツ・オファリングは、株主総会の承認を経て行われます。否決されるとライツ・オファリングはなくなります。6月25日(予定)に定時株主総会が行われます。

感謝配当(中間配当)の実施について

ライツ・オファリングに合わせて、ADワークスが中間配当を実施することを発表しました。9月26日までに株主になると、1株につき1.65円がもらえます。

こちらも株主総会での承認を経て行われます。

株式移転による持株会社への移行について

ADワークスは、2020年4月に持株会社へ移行することになります。現在の株主は、ADワークス1株につき、新会社0.1株がもらえます。

ADワークス100株の株主は、2020年4月以降、新会社10株に換わります。

(現在)ADワークス100株→(2020年4月)新会社10株

新会社は100株単位で取引する予定ですから、10株だと単元未満株です。

単元未満株は、SBI証券やマネックス証券、カブドットコム証券などのネット証券を利用すれば普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえるので問題ありません。

エー・ディー・ワークスの株主優待について

株主優待の詳細

(1)対象となる株主・・・毎年6月・12月末の株主名簿に記載または記録された1万株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・1万株以上・・・株主優待ポイント2,000ポイント
・3万株以上・・・株主優待ポイント9,000ポイント
・5万株以上・・・株主優待ポイント20,000ポイント
・7万株以上・・・株主優待ポイント25,000ポイント

エー・ディー・ワークスの株主優待は、商品と交換できるポイントです。毎年6月末と12月末の株主は年2回、優待がもらえます。

上記、持株会社への移行に伴い、優待内容の変更が予想されます。

エー・ディー・ワークス日足チャート

6月5日までの日足チャートです。新株33円の水準に黄色の線を引いてみました。

今回のライツ・オファリングも、2017年と同じく、新株の値段が直近の株価とほぼ同じです。

仮に、株価が33円を下回っても、新株の値段は33円で変わりません。(※訂正)株価が33円を下回ると、7月1日終値で決定します。お詫びして訂正します。

2017年の時は、感謝配当と優待新設のおかげで、株価が順調に推移して、資金調達もうまくいきました。

新株予約権の新規上場日(7月11日)までに、会社側がどんな材料を出してくるか注目です。

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