レオパレス21のTOBによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格1,000円)
2026年9月14日(月)、東証プライム上場の光通信(9435)、MBKパートナーズの投資ファンド、東証プライム上場のNECキャピタルソリューション(8793)の投資ファンドの3社は、共同運営するK891を通じて、東証プライム上場のレオパレス21(8848)に対するTOB(株式公開買付け)を開始すると発表しました。
レオパレス21のTOB:完全子会社化による上場廃止
3社(K891)はレオパレス21の株式等を取得し、レオパレス21を完全子会社化することを目的としています。TOBが成立し、その後の手続が完了すれば、レオパレス21は上場廃止となる見込みです。
株主が保有株を売却し利益を確定させるには、指定の期間内にTOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOB条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):1,000円
2. 買付期間(TOB期間):2026年9月15日(火)から10月30日(金)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年11月9日(月)
4. 買付予定数(下限):158,716,000株
5. 公開買付代理人(応募窓口):SBI証券
6. 配当:2027年3月期の中間配当は無配(0円)、期末配当はTOB成立を条件に無配(0円)へ修正
レオパレス21の株価見通し
TOB発表当日の終値(9月14日)は691円でした。TOB価格の1,000円は終値を上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止までTOB価格近辺で推移することが予想されます。
レオパレス21のTOBに応募するメリット
レオパレス21のTOBに応募するメリットは、今後の市場価格の変動に左右されず、TOB価格である1株1,000円で確実に株式を売却できることです。
具体的には、レオパレス21の株式を保有している証券会社から、SBI証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年11月9日(月)以降に買付代金が支払われる予定です。
TOBによる配当への影響
レオパレス21は3月決算企業で、年2回(中間・期末)配当を支払います。権利確定日は毎年9月末と3月末です。
2027年3月期の配当については、中間配当が実施見送り(無配)となったほか、期末配当についてもTOB成立を条件に無配(年間予想15円→0円)へ修正されました。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
レオパレス21のTOBと株主への影響
TOB価格の1,000円は、2025年9月高値の809円を上回る水準です。これにより、多くの株主にとって有利な価格で利益を確定できる状況となります。レオパレス21の上場廃止が決定することで、株主は保有株式の売却により最終的な損益を確定させることになります。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則としてSBI証券の口座が必要です。口座がある方はTOB期間中に応募手続きをご確認ください。
(2)9月15日(火)と16日(水)はストップ高比例配分になる可能性が高いです。市場でスムーズに売却できるのは、株価がTOB価格に近づく17日(木)以降になる見通しです。








