シェアリングテクノロジーのTOBによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格1,550円)
2026年9月9日(水)、投資ファンドのMBKパートナーズは、東証グロース上場のシェアリングテクノロジー(3989)に対してTOB(株式公開買付け)を実施すると正式に発表しました。
シェアリングテクノロジーのTOB:完全子会社化による上場廃止
投資ファンドはシェアリングテクノロジーの株式を取得し、同社を完全子会社化することを目的としています。TOBが成立し、その後の手続が完了すれば、シェアリングテクノロジーは上場廃止となる見込みです。
株主が保有株を売却し利益を確定させるには、指定の期間内にTOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOB条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):1,550円
2. 買付期間(TOB期間):2026年9月10日(木)から10月27日(火)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年11月4日(水)
4. 買付予定数(下限):16,030,200株
5. 公開買付代理人(応募窓口):SMBC日興証券
6. 配当:2026年9月期の期末配当はTOBの成立を条件に無配(0円)へ修正
シェアリングテクノロジーの株価見通し
株価がTOB価格付近まで上昇しました。今後、TOB期間中はTOB価格近辺で推移することが予想されます。
仮に、シェアリングテクノロジーの株価が値下がりすると、株式市場でシェアリングテクノロジーを買ってTOBに申し込む投資家が増えます(※差額が儲かる)。株価を買い支える投資家がいるため、大幅な値崩れは起きないでしょう。
シェアリングテクノロジーのTOBに応募するメリット
シェアリングテクノロジーのTOBに応募するメリットは、今後の市場価格の変動に左右されず、TOB価格である1株1,550円で確実に株式を売却できることです。
具体的には、シェアリングテクノロジーの株式を保有している証券会社から、SMBC日興証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
SMBC日興証券の公開買付手続きについて
(A)ログイン→メッセージボックス→公開買付けのお知らせ→取扱銘柄一覧→シェアリングテクノロジーを選択
(B)ログイン→お取引→公開買付け→取扱銘柄一覧→シェアリングテクノロジーを選択
SMBC日興証券にログインして、銘柄一覧からシェアリングテクノロジーを選択してください。AとBのどちらの方法でも確認できます。
TOBが成立した場合、2026年11月4日(水)以降に買付代金が支払われる予定です。
現在のように株価がTOB価格より安い場合は、株式市場で売却するよりも、TOBに応募した方が手取りが多くなります。
投資金額を1円でも多く回収したい株主は、TOBに申し込むと良いでしょう。
TOBによる配当への影響
シェアリングテクノロジーは9月決算企業です。配当の基準日は毎年3月末(第2四半期末配当)と9月末(期末配当)に設定されています。
2026年9月期の期末配当については、TOB成立を条件に、前回予想の27.50円から無配へ修正されました。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
シェアリングテクノロジーのTOBと株主への影響
チャート画像に引かれた黄色の線は、今回のTOB価格1,550円を示しています。この水準より安く購入した株主は含み益、高く購入した株主は含み損となります。シェアリングテクノロジーの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:すでに売却済み
(1)TOBに応募するには、原則としてSMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方はTOB期間中に応募手続きをご確認ください。
TOB期間は「10月27日まで」ですから、これから口座を準備しても十分に間に合います。
(2)TOBは9月9日に発表されました。急ぐ投資家はすでに売却済みでしょう。









