ソフト99コーポレーションのMBOによる上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(TOB価格2,465円、手続きは三菱UFJ eスマート証券など)
2025年8月6日、東証スタンダード上場のソフト99コーポレーション(4464)は、MBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を発表しました。
MBOによるソフト99コーポレーションの上場廃止
ソフト99コーポレーションの経営陣等がソフト99コーポレーションの残りの株式をすべて買い取って非公開化するため、同社は上場廃止となる予定です。
ソフト99コーポレーションの株主は、TOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却することもできます。
ソフト99コーポレーションのTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:2,465円
2. TOB期間:2025年8月7日(木)から9月19日(金)まで(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年9月29日(月)
4. 買付予定株式数:上限なし、下限7,566,400株
5. 買付代理人:三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券
6. 配当:TOB成立を条件に無配となる予定
7. 優待:廃止
ソフト99コーポレーションの株価の今後の見通し
株価がTOB価格に到達しました。今後は上場廃止まで2,465円近辺で大きな変動はなく推移すると考えられます。
ソフト99コーポレーションのTOBに応募するメリット
ソフト99コーポレーションのTOBに応募するメリットは、TOB価格の2,465円で売却できることです。
具体的には、ソフト99コーポレーションの株式を保有している証券会社から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券または三菱UFJ eスマート証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
三菱UFJ eスマート証券の公開買付手続きについて
・ログイン→お取引→株式公開買付(TOB)→ソフト99コーポレーションを選択
証券会社にログインして、銘柄一覧からソフト99コーポレーションを選択してください。TOBが成立した場合、2025年9月29日以降に買付代金が支払われる予定です。
TOB価格は発表前日の終値を大きく上回る水準です。そのため、TOBに応募すれば、TOB価格の2,465円で確実に売却でき、利益を確定できます。投資金額をできるだけ多く回収したい株主は、TOBへの応募を検討すると良いでしょう。
ソフト99コーポレーションのTOBによる配当への影響
ソフト99コーポレーションは3月決算の企業です。毎年9月末に中間配当、3月末に期末配当の権利確定日があります。
2026年3月期の中間配当および期末配当は、TOBが成立した場合に無配となる予定です。TOBが不成立となった場合は、配当については再度検討される可能性があります。
ソフト99コーポレーションのTOBによる株主優待への影響
ソフト99コーポレーションの株主優待は、自社及び自社グループ製品です。毎年3月末の株主は年1回、優待を受け取れました。
2026年3月末に権利が確定する優待は、TOB実施に伴い、廃止が決定しました。2025年3月優待が最後となります。
ソフト99コーポレーションのTOBと株主への影響
TOB価格の2,465円が2025年3月の高値である1,807円を上回るため、多くの株主が利益を確定できる状況となります。ソフト99コーポレーションの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益も確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:すでに売却済み
(1)TOBに応募するには、原則として、三菱UFJモルガン・スタンレー証券または三菱UFJ eスマート証券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きをご確認ください。
(2)8月6日にTOBが発表されました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。