アルビスのTOBによる上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(TOB価格3,780円)
2026年9月8日(火)、東証プライム上場のライフコーポレーション(8194)は、同じく東証プライム上場のアルビス(7475)に対してTOB(株式公開買付け)を実施すると発表しました。
アルビスのTOB:非公開化による上場廃止
ライフコーポレーションはアルビスの株式を取得し、アルビスを非公開化することを目的としています。TOBが成立し、その後の手続が完了すれば、アルビスは上場廃止となる見込みです。
株主が保有株を売却し利益を確定させるには、指定の期間内にTOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOB条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):3,780円
2. 買付期間(TOB期間):2026年9月9日(水)から11月10日(火)まで(40営業日)
3. 決済開始日:2026年11月17日(火)
4. 買付予定数(下限):4,171,200株
5. 公開買付代理人(応募窓口):大和証券
6. 配当:2027年3月期の中間配当は無配(0円)、期末配当はTOB成立を条件に無配(0円)へ修正
7. 優待:2026年9月分は不実施、2027年3月期よりTOB成立を条件に廃止される予定
アルビスの株価見通し
TOB発表当日の終値(9月8日)は2,500円でした。TOB価格の3,780円は終値を上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止までTOB価格近辺で推移することが予想されます。
アルビスのTOBに応募するメリット
アルビスのTOBに応募するメリットは、今後の市場価格の変動に左右されず、TOB価格である1株3,780円で確実に株式を売却できることです。
具体的には、アルビスの株式を保有している証券会社から、大和証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年11月17日(火)以降に買付代金が支払われる予定です。
TOBによる配当への影響
アルビスは3月決算企業で、年2回(中間・期末)配当を支払います。権利確定日は毎年9月末と3月末です。
2027年3月期の配当については、中間配当が実施見送り(無配)となったほか、期末配当についてもTOB成立を条件に無配(年間予想70円→0円)へ修正されました。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
TOBによる株主優待の影響
アルビスの株主優待はアルビス商品券や北陸名産品などです。毎年3月末と9月末の株主を対象に実施されてきました。
しかし、2026年9月分の中止、およびTOB成立を条件として株主優待制度の廃止が決定しました。これにより、2026年3月分を最後に、優待制度は終了となります。
アルビスのTOBと株主への影響
TOB価格の3,780円は、2025年7月高値の3,325円を上回る水準です。これにより、多くの株主にとって有利な価格で利益を確定できる状況となります。アルビスの上場廃止が決定することで、株主は保有株式の売却により最終的な損益を確定させることになります。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として大和証券の口座が必要です。口座がある方はTOB期間中に応募手続きをご確認ください。
(2)9月9日(水)と10日(木)はストップ高比例配分になる可能性が高いです。市場でスムーズに売却できるのは、株価がTOB価格に近づく11日(金)以降になる見通しです。








