カイノスのTOBによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格2,285円)
東証プライム上場のデンカ(4061)は、2026年2月6日(金)、東証スタンダード上場のカイノス(4556)に対し、株式公開買付け(TOB)を実施すると発表しました。
カイノスのTOB(株式公開買付け):完全子会社化による上場廃止
このTOBは、デンカがカイノスの全株式を取得し、完全子会社化することを目的としています。TOBが成立し、その後の一連の手続きが完了すれば、カイノスは上場廃止となる見込みです。
カイノスの株主が保有株を売却する方法は、TOBに応募する方法と、株式市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOBの条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):2,285円
2. 買付期間(TOB期間):2026年2月9日(月)から2026年3月25日(水)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年3月31日(火)
4. 買付予定数(下限):1,990,000株
5. 公開買付代理人:東海東京証券
6. 配当:TOB成立を条件に2026年3月期の期末配当を無配とする予定
カイノスの株価見通し
TOB発表前(2月6日)の終値は1,304円でした。TOB価格の2,285円は終値を大幅に上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止まで2,285円近辺で推移することが予想されます。
TOBに応募するメリット
カイノスのTOBに応募するメリットは、株価の変動を気にせずに、TOB価格の2,285円で株式を売却できることです。
具体的には、カイノスの株式を保有している証券会社から、東海東京証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年3月31日以降に買付代金が支払われる予定です。
TOBによる配当への影響
カイノスは3月決算企業で、期末に配当を一括で支払います。期末配当の権利確定日は毎年3月末です。
2026年3月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配となる予定です。不成立となった場合は、配当が再度検討される可能性があります。
カイノスのTOBと株主への影響
TOB価格の2,285円は、2025年8月の高値である1,404円を大幅に上回る水準です。これにより、多くの株主にとって有利な価格で利益を確定できる状況となります。カイノスの上場廃止が決定することで、株主は保有株式の売却により最終的な損益を確定させることになります。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として、東海東京証券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
(2)2月9日と10日はストップ高比例配分となる可能性が高く、市場での売却を希望しても、すぐに売却できない可能性があります。その場合は株価が落ち着く2月12日(木)以降に売却を検討できます(※2月11日は祝日)。








