サーキュレーションのTOBによる上場廃止と株主への影響について(TOB価格901円、手続きはSMBC日興証券)
2025年7月4日、東証プライム上場のパークシャテクノロジー(3993)は、グロース上場のサーキュレーション(7379)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOBによるサーキュレーションの上場廃止の理由
パークシャテクノロジーがサーキュレーションの株式をすべて買い取って非公開化するため、サーキュレーションは上場廃止になる予定です。
サーキュレーションの株主は、TOBに応募して保有株を売却するか、あるいは株式市場で売却することもできます。
サーキュレーションのTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:901円
2. TOB期間:2025年7月7日(月)から8月19日(火)まで(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年8月26日(火)
4. 買付予定株式数:上限なし、下限4,824,200株
5. 買付代理人:SMBC日興証券
サーキュレーションの株式の今後の見通し
株価がTOB価格付近まで上昇しました。今後、上場廃止まで横ばいが続くと考えられます。
サーキュレーションのTOBに応募するメリット
サーキュレーションのTOBに応募するメリットは、TOB価格の901円で売却できることです。
具体的には、サーキュレーションの株式を保有している証券会社から、SMBC日興証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。SMBC日興証券で売却するときの手数料は無料です。
SMBC日興証券の公開買付手続きについて
(A)ログイン→メッセージボックス→公開買付けのお知らせ→取扱銘柄一覧→サーキュレーションを選択
(B)ログイン→お取引→公開買付け→取扱銘柄一覧→サーキュレーションを選択
SMBC日興証券にログインして、銘柄一覧からサーキュレーションを選択してください。AとBのどちらの方法でも確認できます。
TOBが成立した場合、2025年8月26日以降に買付代金が支払われる予定です。
現在の株価はTOB価格(901円)を下回っているため、TOBに応募すれば利益を確定できます。投資金額をできるだけ多く回収したい株主は、TOBに申し込むと良いでしょう。
サーキュレーションのTOBと株主への影響
2024年3月以降に購入した株主は含み益がある状況です。サーキュレーションの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:すでに売却済み
(1)TOBに応募するには、原則としてSMBC日興証券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きをご確認ください。
TOB期間は2025年8月19日までですから、これから口座を準備しても十分に間に合います。
(2)TOBは7月4日に発表されました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。