JTOWERのTOBによる上場廃止と株主の今後について(TOB価格3,600円)
2024年8月14日、米国デジタルインフラ投資会社のデジタルブリッジグループは、東証グロース上場のJTOWER(4485)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
JTOWERが上場廃止になる理由について
投資会社がJTOWERの株を全部買い取って非公開にするため、JTOWERは上場廃止になる予定です。
JTOWERの株主は、TOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株式市場で売却できます。
JTOWERのTOBの条件とスケジュール(日程)について
(1)TOB価格・・・3,600円
(2)TOB期間・・・2024年8月15日(木)から10月10日(木)まで
(3)決済の開始日・・・2024年10月18日(金)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限1247万7600株
(5)証券会社・・・みずほ証券
TOB価格3,600円、TOB期間は2024年8月15日(木)から10月10日(木)までの39営業日です。
JTOWERの今後の株価について
・8月14日・・・1,430円
・8月15日・・・1,730円(+300)
・8月16日・・・2,130円(+400)
・8月19日・・・3,600円(+1,470)
15日以降に株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せする予定です。その後は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。8月19日にTOB価格付近に到達するでしょう。
JTOWERのTOBに参加するメリットについて
TOBに参加するメリットは、TOB価格3,600円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、JTOWERの株を買った証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。
TOBに申し込むと、2024年10月18日以降に投資資金が戻ってきます。
JTOWERの株主の今後について
JTOWERの月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
黄色の線より下の水準で買った株主は含み益、上の水準で買った株主は含み損の状態です。仮にJTOWERの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却
(1)TOBに参加するには、みずほ証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)8月16日の夜間取引から売却できます。SBI証券や楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。その他の方は19日の株式市場で売却できます。