サンエーの株式分割は8/29、配当金、株主優待、株主への影響について
2024年7月5日、沖縄のスーパーでおなじみ、東証プライム上場のサンエー(2659)が株式分割を発表しました。
サンエーの株式分割の主なポイントについて
・株主の保有株が2倍に増加し、株価は2分の1になる
・2025年2月期の期末配当から分割後の金額になる
・2025年2月優待から新制度
詳細は以下の通りです。
サンエーの株式分割の詳細について
サンエーは2024年8月31日を基準日として、「1→2」の株式分割を行いました。
分割前で100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
サンエーの分割前の株価が5,000円のケース
(分割前)株価5,000円×100株=(分割後)株価2,500円×200株=資金50万円
株数が2倍に増えても株価が2分の1になるので、投資資金は50万円で変わりません。
2024年8月29日から株価が2分の1になりました。28日(水)までが分割前の株価、29日(木)から分割後の株価です。
サンエーの配当金への影響について
サンエーは2月決算企業で、期末一括配当銘柄です。毎年2月末に期末配当の権利がもらえます。
サンエーの配当金について
・2024年2月期の期末配当・・・1株110円
・2025年2月期の期末配当・・・1株55円(分割後)
2025年2月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。株式分割に合わせて、1株55円に修正されました。前回予想は1株110円でした。
株式分割前で1株110円になるので、実質的な変更はありません。
分割前100株の株主(2024年2月期の期末配当)
配当金110円×100株=11,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は11,000円(税込)もらえました。
分割後200株の株主(2025年2月期の期末配当)
配当金55円×200株=11,000円
同じ株主が2025年2月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えるので、もらえる金額は前期と変わりません。
2025年2月期の期末配当の権利付き最終日は2025年2月26日(水)です。配当金がほしい方は2月26日までに買えば間に合います。
サンエーの株主優待について
(変更後)2025年2月優待~
(1)対象となる株主・・・毎年2月末現在の株主名簿に記載または記録された200株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・200株以上・・・自社商品券2,000円分(1,000円×2枚)
・500株以上・・・自社商品券3,000円分(1,000円×3枚)
・1,000株以上・・・自社商品券5,000円分(1,000円×5枚)
・1,500株以上・・・自社商品券7,000円分(1,000円×7枚)
・2,000株以上・・・自社商品券10,000円分(1,000円×10枚)
サンエーの株主優待は自社商品券です。毎年2月末の株主は年1回、優待がもらえます。沖縄県外の株主は全国共通商品券(VJAギフトカード)になります。
2025年2月優待から新制度が適用されます。新制度では分割後200株以上の株主が対象となり、商品券の金額も株数ごとに細分化されました。
分割前に必要最小限の株数を買っていた株主(100株、500株、1,000株)は優待内容が変わりません。
サンエーの株主優待をもらうための資金について(分割後)
・株価2,500円×200株=資金50万円(2,000円分)
・株価2,500円×1,000株=資金250万円(5,000円分)
・株価2,500円×2,000株=資金500万円(1万円分)
分割後の株価が2,500円の場合です。サンエーの株主優待をもらうためには50万円以上の資金が必要です。
2025年2月優待の権利付き最終日は2025年2月26日(水)です。優待がほしい方は2月26日までに買えば間に合います。