大阪油化工業のTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格3,201円、手続きはSMBC日興証券)
2024年12月13日、東証プライム上場のダイセキ(9793)は、大阪油化工業(4124)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
大阪油化工業がTOBで上場廃止になる理由について
ダイセキが大阪油化工業の株を全て買い取り非公開化するため、大阪油化工業は上場廃止になる予定です。
大阪油化工業の株主はTOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、株式市場で売却できます。
大阪油化工業のTOBの条件とスケジュールについて
1. TOB価格:3,201円
2. TOB期間:2024年12月16日(月)から2025年2月3日(月)まで
3. 決済の開始日:2025年2月7日(金)
4. 買付予定株数:上限なし、下限65万5300株
5. 証券会社:SMBC日興証券
6. 配当:TOB成立を条件に無配になる
※TOB価格3,201円、TOB期間は、2024年12月16日(月)から2025年2月3日(月)までの30営業日です。
大阪油化工業株価の今後の見通し
株価が上昇し、TOB価格付近に到達しました。今後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
大阪油化工業のTOBに参加するメリット
大阪油化工業のTOBに参加するメリットは、TOB価格3,201円で売却できることです。
具体的には、大阪油化工業の株を保有する証券会社から、SMBC日興証券に移管して売却します。
SMBC日興証券の公開買い付け手続きについて
(A)ログイン→メッセージボックス→公開買付けのお知らせ→取扱銘柄一覧→大阪油化工業を選択
(B)ログイン→お取引→公開買付け→取扱銘柄一覧→大阪油化工業を選択
SMBC日興証券にログインして、公開買い付け銘柄一覧から大阪油化工業を選択してください。AとBのどちらでも見つけられます。
TOBに申し込むと、2025年2月7日から買付金額が支払われます。SMBC日興証券で売却するときの手数料は無料です。
現在の株価はTOB価格(3,201円)を下回るため、TOB参加が有利です。投資金額をできるだけ多く回収したい株主は、TOBに申し込むと良いでしょう。
大阪油化工業のTOBによる配当金への影響について
・2025年9月期の期末配当:無配
大阪油化工業は9月決算で、期末に一括配当を行う銘柄です。毎年9月末に期末配当の権利を得ることができます。
2025年9月期の期末配当はTOB成立を条件に無配になります。2024年12月時点の配当予想は1株35円でした。ただし、TOBが成立しない場合は、配当が支払われる可能性もあります。
大阪油化工業のTOBと株主の今後について
TOB価格が直近の高値を上回るため、株主は含み益が出ている状態です。仮に大阪油化工業の上場廃止が決定した場合、株主の損益も確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益が出ている場合:TOB参加で確実に利益を確定する
(2)急ぎで資金が必要な場合:すでに売却済み
(1)TOBに参加するには、SMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は確認してみてください。
TOB期間は2025年2月3日まであるため、これから口座を準備しても十分に間に合います。
(2)株価がTOB価格付近に到達しました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。