TAKISAWAのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格2,600円、9月14日開始)
TAKISAWAが上場廃止になる理由について
2023年7月13日、東証プライム上場のニデック(6594)はTAKISAWA(6121)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。また、TAKISAWAは9月13日にTOB賛同を表明しました。
ニデックがTAKISAWAの全ての株を買い取って非公開にするため、TAKISAWAは上場廃止になる予定です。
TAKISAWAのTOBの条件について
(1)TOB価格・・・2,600円
(2)TOB期間・・・2023年9月14日(木)から10月27日(金)まで
(3)決済の開始日・・・2023年11月6日
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限319万3900株
(5)証券会社・・・三田証券、マネックス証券
(6)配当・・・無配
TOB価格2,600円。TOB期間は2023年9月14日(木)から10月27日(金)までの30営業日です。TOB実施により、2024年3月期の中間配当が無配になります。
TAKISAWAの株主はTOBに参加して2,600円で買い取ってもらうか、もしくは株価が2,600円に近づいたら株式市場で売却できます。
TAKISAWAの今後の株価について
9月13日終値2,564円。7月13日に発表があったので、株価が上昇してTOB価格にサヤ寄せしています。
今後、何もなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
TAKISAWAのTOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格2,600円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、TAKISAWAの株を購入した証券会社から、三田証券またはマネックス証券に移管して(移動して)売却します。
TOBに申し込むと、2023年11月6日に投資資金が戻ってきます。
TAKISAWAの配当金について
2024年3月期の中間配当については、TOB実施により無配が決定しました。
期末配当については、配当金の権利がやってくる前に上場廃止になると思われます。期末配当も無配でしょう。
TAKISAWAの株主の今後について
TAKISAWA月足チャート
月足チャート(2020年9月~2023年9月13日)です。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
TOB価格付近まで上昇し、その後は横ばいが続いています。株主は含み益の状態です。仮にTAKISAWAの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み
(1)TOBに参加するには、三田証券またはマネックス証券の口座が必要です。ネットメインの方はマネックス証券の口座を持っていると思います。口座がある方は試してみてください。
マネックス証券の口座をこれから準備する場合は、最短1営業日で取引可能になります。
(2)7月13日に発表がありました。急ぐ方は全て売却済みと思われます。